屋久島の男一人旅|初めての屋久島(冬)を体験した感想
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鹿児島の世界遺産に登録されている島、屋久島へ一人旅をしてきた時の感想を書いてみました。

僕は鹿児島県民なのですが、今まで一回も屋久島には行ったことありませんでした。(近いと意外に行かないというアレかな?笑)

突然思い立って年末年始の時期に突撃。まあ結構珍しい時期に行ったので、この時期ならではの体験もできたのかなと思いますし、何でこんなに近くに住んでるのに今まで行かなかったんだろうと思わされる素敵な景色とちょっとした出会いのある旅になりました。

この旅の目的はザックリと、

  • もののけ姫の舞台「白谷雲水峡」を見に行く(ジブリファンです)
  • 屋久島を一周して観光スポットを巡る

の二つ。後の細かいことは行ってから決めようと。

この旅で魅力的に思った場所や体験、その他シェアしたい情報をまとめましたので、これから屋久島に行こうと思っている方にほんの少しでも参考になればと思います。

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屋久島の男一人旅の感想

白谷雲水峡が魅力的

白谷雲水峡 苔むす森

この旅の目的の一つ、というよりここに行ってみたかったというのが一番でした。もののけ姫の舞台になったとされる場所なら、ジブリファンなら行かないわけにはいかない。

という事で屋久島に着くや否や、気づいたら白谷雲水峡に居たってくらいの勢いで訪れたのですが、いや〜素晴らしかったです。

まさに「もののけの森」という感じで、こりゃあシシ神いるな。

という雰囲気が漂っていました。

自分が行った時は年末で人もほとんどいない中でしたので、静寂の中、場所によってはその雰囲気を独り占めすることができたのでラッキーでした。

そしてなんと雪が降っていたので、雪化粧された白谷雲水峡を拝むことができたんですよね。まあ雪のおかげで最後の太鼓岩に登るところで体力を吸い取られたんですが。笑

道中のそんな素晴らしい雰囲気を味わいつつ、太鼓岩に到着。ここがまた超絶景。もののけ姫のあの場所だ!!と興奮しましたね。晴れ間も見てみたかったですが、この曇り空と雪が積もっている少し陰鬱な感じも雰囲気があって大好きです。

白谷雲水峡 太鼓岩

白谷雲水峡 太鼓岩

白谷雲水峡 太鼓岩

もののけ森、そして最後には超絶景が待っている素晴らしい場所でした。もうなんか屋久島の素晴らしさが詰まっている場所でしたね。

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ヤクスギランドがおすすめ

実はかなりおすすめしたいのがここ「ヤクスギランド」。

白谷雲水峡や縄文杉は屋久島に来るなら確実にメインの目的地になるかとは思いますが、この二つは結構な時間を要します。

そこでヤクスギランドの登場です。ここは手軽に屋久杉を楽しめて、屋久島の森を堪能することが出来るんですよ。しかもそれなりに歩道が舗装されているので歩きやすいのも良いですね。

白谷雲水峡の、あの深い森に入っていく感覚や「縄文杉」というインパクトには少し劣るかもしれませんが、これだけ手軽に楽しめるので、ここに来た時には、めちゃくちゃいい場所じゃん!!ってちょっと感動していました。

自分は時間があまり無くて滞在時間少な目でしたが、結構見応えのある場所なので屋久島に来た際は是非立ち寄ってみてください。

屋久島を一周ドライブして観光地巡り

屋久島を車で一周ドライブして観光地を巡ったのですが、これも中々楽しかったんです。

レンタカーを借りた時に、「島は一周で約100km、車で3時間くらい」って教えてもらって、それならいっちょ一周回ってみるかと。

「白谷雲水峡」や「縄文杉」、「ヤクスギランド」みたいに一ヶ所に長時間留まる場所ってわけではないけど、屋久島では有名なちょっとした風情のある観光地たちを1日かけてまとめて回ってしまおうって感じです。

巡った場所は「西部林道」、「矢筈嶽神社」、「一湊灯台」、「永田いなか浜」、「屋久島灯台(永田灯台)」、「大川(たいこ)の滝」、「湯泊温泉」、「平内海中温泉」、「千尋(せんぴろ)の滝」、「梢回廊キャノッピ」、「竜神の滝」、「トローキの滝」。

「西部林道」なんかは動物がよく出現することと道が狭いことが有名で、ちょっと腕試し?的な感じで行ってみて、道の狭さに、「せっま!!」と一人でぼやきながら対向車に観光バスが現れた時は思わず苦笑。でも途中で鹿や猿をたくさん見ることができました。

それぞれ、がっつり見て回るという場所ではないですが、味があって見応えがありましたね。「矢筈嶽神社」なんかは元々知らなくて、巡っている途中で看板を見つけて行ってみた場所です。そんな思ってもみない場所を見つけて行ってみるのも楽しめました。

レストランでの出来事

屋久島滞在中に行った食事処、レストランは宿泊先の「しゃくなげ」、屋久島いわさきホテル、レストラン「かもがわ」、バー「散歩亭」の4ヶ所なんですが、「かもがわ」と「散歩亭」ではちょっとした出会い...とまではいかないですが出来事がありました。

レストランかもがわ

レストランかもがわのメニュー看板

レストランかもがわの刺身定食

「かもがわ」は洋風な定食屋を感じさせるレストラン。刺身定食がかなり美味しくて、帰り際、店員のおばちゃんが気さくで、「イケメンだから」という超絶社交辞令を理由にボンタンを4つももらいました。なんというご近所感。笑)こんなこともあるんだなと。ありがとうございました。

ボンタン

「散歩亭」は川沿いのロマンチックな場所にお店を構えているお洒落なバーです。

散歩亭

散歩亭の看板

この散歩亭の店員さんも気さくな人でよく話しかけてくれました。そしてお客さんで若い女性の方がいて、話を聞いていると、どうやら種子島にサーフィンをしに来ていて、その流れで屋久島に来たとのこと。

関東の出身らしく、僕も関東に住んでいたことがあって、その話をしているとその女性の方も頷きながら話を聞いていたので何か共通点があったのかなと。

それから店員さんと色々話していた所、自分も話に加わって、実はこの女性の方と一冬の恋があってですね...。

という展開があれば面白かったのですがね。人見知りが発動して、注文した料理を食べて少ししたら帰りました。何かしら共通点がありそうだったのに、とりあえず話してみればよかったんだけど...俺残念や。(笑)

散歩亭の鹿肉料理
料理は美味しかったですよ。「屋久鹿もも肉 和風バルサミコソテー」と「とろろご飯」です。屋久鹿は臭みが消されていて、めちゃくちゃ美味しかった。鶏肉と牛肉の中間のような味です。

屋久島ならではの料理も堪能できましたし、少し人の温かさに触れるディナーになったのは思い出です。この時期はめちゃくちゃ人が少ないにも関わらず、こうやって観光客の方と知り合う、出会える機会もあるもんだなぁと。僕は完全に逃してしまいましたが。笑

ワンピースの世界のグランドライン感

まあ島であれば割とグランドラインを感じるような気をするのですが、この旅では屋久島で「雪」が降っていたこともあってそれをより感じました。

屋久島を一周ドライブしている時に海沿いで雲を見ると、くっきりと曇天と晴れ間が分かれていたんですよ。これ見て面白いって思って。宮之浦岳が中央に位置していて、その関係で雲が引っ掛かって天候がコロコロと変わるというのがグランドラインの島感がありましたね。

なんかそれを感じたら、あぁなんか冒険してるなぁとワクワクしていました。笑

屋久島から奄美大島の間にある、フェリーでしか行けない「トカラ列島」なんかは秘境感ありますし、よりグランドライン感を楽しめるのではないかと思います。

冬の旅のメリット・デメリット

メリット

●とにかく人がいないこと

これが最大のメリットですね。どこも人が少なくて、ゆっくり観光できますし、駐車場が空いていて、観光にはうってつけ。ストレスフリー。

デメリット

冬はシーズンではないので、ちょいとデメリットも目立ちます。

●盛り上がりに欠ける

これはそれぞれの感覚かもしれません。人がいなさすぎて、盛り上がりに欠けるなぁという場所もありました。(梢回廊キャノッピなど)

●雪が降ると登山がちょっと大変

雪の山はちょっと大変です。滑るし寒いし。(笑)

●日照時間が短い

日が短いから観光する時間が限られてしまいます。

●年末年始は店が閉まる

まあ当たり前なんですけどね。(笑)

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今回の旅の高速船・宿・レンタカーの手配とスケジュール

高速船の手配

種子・屋久高速船ターミナル
屋久島に行く手段は飛行機、フェリー、高速船の3つがありますが、今回は高速船にしました。

単純に乗ってみたかったからです。笑

公式のホームページから空席照会・予約ができるので、空いているのを確認して予約しました。支払いはクレジットカードを選択。その後、予約番号案内メールと決済確認メールが送られてきますのでしっかり保存です。

当日は受付で予約番号を言えばOKでした。人が少ないこともあって無条件に窓際の席になりました。

帰りのチケット(引換券のようなもので、帰りに屋久島の高速船受付で渡すと正式なチケットがもらえる)も一緒に渡されますので無くさないように気をつけてください。

宿泊先の手配

シーサイドホテル屋久島
今回は宮之浦にある「シーサイドホテル屋久島」に泊まりました。

泊まるんだったら民宿だろぉ!と言われそうですが、僕は元々が人見知りの上に、あまり人と近い旅をしたくなかったというひねくれた理由があったからです。

でも今回の屋久島の旅で、やっぱり人と関わるのも良いのかもしれないと少しだけ心変わりをしましたね。笑

ホテルなのでちょっとお値段高めですが、軽くリッチな気分に浸るのも悪くありません。

屋久島のホテルは他にも「いわさきホテル」や「JRホテル」、「グリーンホテル」などがありますが、今回の目的が白谷雲水峡だったので、宮之浦にある「シーサイドホテル屋久島」にしました。

ホテルは「一休.com」で予約しました。

レンタカーの手配

レンタカーのハスラー
屋久島にはたくさんのレンタカー会社があります。自分としてはとにかく軽自動車が借りられればどこでも大丈夫でして。笑

屋久島のバスも運行している、まつばんだ交通のレンタカーを借りました。

予約の電話を入れると、テキパキとしたお姉さんが受け付けてくれました。

自分が借りる日時と、到着する場所(宮之浦港、安房港、空港)を言えばその場所まで迎えにきてくれます。

宮之浦港の高速船ターミナル
僕は宮之浦港に到着で、この場所に名前のボードを持って待っていてくれます。

ちなみに帰りには燃料を満タンにして返さないといけません。近くのガソリンスタンドで満タンにして「満タン証明書」というものを貰って車を返却します。

ガソリンスタンドの人もしっかり分かっているので、満タン証明書要りますか?と聞いてくれますし、燃料メーターを見て、料金がいくらくらいかかるかも教えてくれます。

僕は約400kmくらい走ったのですが、3000円くらいでした。

二泊三日のスケジュール(概要)

●1日目

高速船に乗る→レンタカーを借りる→白谷雲水峡→ホテルチェックイン→夕食を食べに「かもがわ」へ

●2日目

朝食をホテルの「しゃくなげ」で→屋久島一周ドライブ→夕食を食べに「散歩亭」へ

●3日目

朝食をホテルの「しゃくなげ」で→ホテルチェックアウト→ヤクスギランド→宮之浦港前のお土産屋→レンタカー返却→高速船に乗る

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まとめ

屋久島、冬の一人旅の全体的な概要をまとめてみました。

非常に素晴らしい場所を巡れましたし、良いレストランを見つけて美味しい料理も食べれたので大満足です。

レンタカーは初挑戦でしたが、事故もなくでしたので良かったかなと。

もっとやっておけばよかった事としては、

体力作りをしとけばよかった。

やはり屋久島の観光を楽しむためには体力が必要ですね。

もうちょっと下調べをしとけばよかったかも?

時間がちょっとうまく使いきれなかった部分もありましたからね。でも細かく下調べしてしまうと、現地に行った時の新鮮さがなくなってしまうし...考えものです。(笑)

良いカメラを持っていけばよかった。

素晴らしい景色がこれでもかってくらいみれますから良いカメラが欲しいです。写真は全てiPhone6sです。

という感じです。

これらの反省を活かして今度はもっと楽しみたいですね。

屋久島は四季折々楽しめますので、紅葉の秋頃とか行ってみたいかなぁ。夏はシーズンなんですけど、人の量を考えると躊躇してしまいますね。(笑)

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