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現在「マンガワン」や「裏サンデー」で連載されている人気のウェブ漫画「青のオーケストラ」がアニメ化されて絶賛放送中です。

「のだめカンタービレ」や「四月は君の嘘」などクラシック音楽の世界を描いている有名作品がありますが、「青のオーケストラ」はそれらの作品とストーリーはどこか重なる部分はありつつも「高校のオーケストラ」、「主人公がヴァイオリニスト」などの独自の世界を展開していて新たな風となる作品だと思っています。

アニメ化され音が実際に付くというのは、やはりよくも悪くも印象が固定されるので難しい部分はあるかと思いますが、それでも素晴らしいアニメになっていっているのではと感じています。

この作品に憧れてヴァイオリン人口が増えるんじゃないかと思いますね。

現在毎週見ていて、1話ごとのあらすじ&感想をゆるく書いていってますので、ざっくりと内容をつかめるかと思います。

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「青のオーケストラ」とは?

「青のオーケストラ」は阿久井真(あくいまこと)さんのマンガ作品で2017年から「マンガワン」、「裏サンデー」で連載されています。単行本は2023年の時点で11巻まで既刊。

阿久井さんの担当さんが千葉県立幕張総合高等学校のシンフォニックオーケストラ部出身で、そこの取材をもとに描かれているとのこと。

高校での部活では吹奏楽がメジャーで管弦楽・オーケストラ部はほとんど聞かないので、その部分としては新たな世界を見せてくれる作品なのかなと思います。海外では管弦楽・オーケストラ部はメジャーだそう。

集団での部活という意味で「響け!ユーフォニアム」的な雰囲気も感じ取れるし、ストーリーや設定の部分は「四月は君の嘘」的な作風を感じますが、「高校のオーケストラ部」という事と「ヴァイオリンが主人公」という集団で奏でる音楽とヴァイオリンの特性から個人にも圧倒的にフューチャー出来るという両立は音楽漫画などではほとんど無かったような気がするので(知らないだけかも?笑)新たな音楽漫画が誕生しているんじゃないかと思います。

音楽作品が流行る過程あるあるかと思いますが、主人公の楽器を弾く人口が増えるということ。ヴァイオリン人口増えそうだなぁと思うのと、みんなパッヘルベルの「カノン」弾きたがるだろうなぁ。笑

主人公の青野ハジメのヴァイオリンを実際に弾いている演奏者は東亮汰さんが担当。

作中で使われるクラシック音楽はもちろんのこと、個人的には劇伴や主題歌などの音楽を担当している方が名前を見知っている方が多くてそこにも注目してます。

劇伴を小瀬村晶さん、劇伴のピアノ演奏とエンディングのピアノパートアレンジを佐藤浩一さん、劇中、エンディング曲のピアノ演奏を高木竜馬さん、エンディング曲の作詞・作曲を霜降り明星の粗品さん、エンディング曲に参加している石若駿さんなど、気合い入ってますね!!

TVアニメはNHKのEテレで毎週日曜の17時〜17時25分、各種VOD(動画配信サービス)では水曜の12時に更新されます。

動画配信サービス

 

12話で一旦終了かと思われましたが、24話まで放送されるみたいです。太っ腹!!

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アニメ「青のオーケストラ」の全話感想

第1話「青野ハジメ」

あらすじ

世界的に活躍するヴァイオリニスト・青野龍仁を父に持つ少年、青野一。父の背中を見て育った一は数々のコンクールで好成績を収め、ヴァイオリンの天才少年と称賛される。しかし、とある理由で弾くことを辞め、無気力な毎日をすごしていた。そして迎えた中学3年の秋、止まってしまった時間が静かに動き出す日がやって来る。きっかけは、同級生の少女との出会いだった。さらに、進学を控えた彼は、高校オーケストラ部の存在を知る。

ついに第1話開幕!ということで、始まりはやはりストーリーや設定を説明するような回。

親父の不倫が原因で天才ヴァイオリニストだった主人公がヴァイオリンを辞めている...親父この野郎ぉぉおお!!って感じですが、笑)そこから何やかんやで女神が現れるという感じ。

まあ印象の悪いボーイミーツガールでしたが。笑

クソ親父とちょっと気の強い女の子とあまり印象の良くない出会い。まあここからは上がっていくだけだ、うん。笑

印象としてはやはり「四月は君の嘘」感はありましたが、あそこまで暗い話にはなるまいし、この初回では主人公の演奏シーンは無くどんな演奏するんだろう?という所、秋音律子が初心者でこれからの成長という所とオーケストラ部ってどんな感じなんや?とワクワクする幕開けだったかなと思います。

第2話「秋音律子」

あらすじ

最悪な形で出会った、青野一と秋音律子。ヴァイオリン初心者の律子は、たった1人での練習を、熱心に続けていた。武田先生に頼まれたヴァイオリンの指導は断ったものの、不意に耳に飛び込んでくる律子のつたない、しかしまっすぐな音は、青野の心をざわつかせる。そして起こった思わぬ騒動。クラスメートを鋭くにらみつける律子の表情に、青野は彼女の事情と、ヴァイオリンへの思いを知る。そして、律子が差し出す楽器に青野は―。

あれもう家行っちゃうの?という展開ですが、ここで秋音ちゃんが才能の片鱗を見せるのが伸びしろしかない。オーケストラの弦楽器はギターみたいにフレットがありませんから音を取るのが難しいと言われていますが、それをそもそも出来る耳を持っているのはデカすぎる。

第2話では秋音律子が保健室登校してる理由についての話もあって、途中であの秋音ちゃんの顔を見たときは、あれ、ちょっとヤバいのか...なんて思いましたが、完全に良い子で胸を撫で下ろしましたとさ。笑

そんなちょっとしたストーリーを見せられた後に無邪気に憧れについて話すところはやはり心掴まれるわけで。

この憧れに対してまっすぐな気持ちを持っている初心者の存在はデカイなと。

その憧れの気持ちを語る所とちょっと強引で明るい性格が幸いしてやっとこさ主人公の青野ハジメがヴァイオリンを弾いてくれたわけですが、

めちゃくちゃ上手いやんけw

このパッヘルベルの「カノン」を演奏するシーンは間違いなく音楽アニメの珠玉の演奏シーン集に追加されたことでしょう。

この回でヴァイオリン人口はきっと爆増したと思います。

たどたどしくても感動する演奏、今までに積み重ねてきた磨き上げられてきた努力の素晴らしい演奏、両立してるのはずるいな。笑

二人で夕焼けの川沿いでリラックスした雰囲気の中、秋音律子に影響されて楽しみながら、自分の中の音楽への思い出を思い出しながら弾いている様はもうね...エモい!!

第3話「海幕高校オーケストラ部」

あらすじ

同級生でヴァイオリン初心者の秋音律子と出会ったことで情熱を取り戻し、音楽と再び向き合うことを決意した、ヴァイオリンの“元・天才少年”青野一。中学3年の彼が武田先生に勧められた進学先は、コンクールで8年連続最優秀賞の強豪オーケストラ部を擁する、千葉県立海幕高校だった。やがて2人の目標は自然に近づいていく。青野は律子にヴァイオリンを、律子は青野に受験勉強を指導する。そして迎えた春、2人が進む道とは―。

あれっ、もう家でご飯まで食べちゃうの?というお母さんから公認彼女くらいの勢いで距離が縮まっている二人ですが、ヴァイオリンと勉強を教え合っていた時期もつかの間、卒業して晴れてオーケストラ部のある海幕高校に入学です。

合格祝いに先生がご飯に連れていくシーンはなんだか良かった。「街中華」ってのがまた良い。笑

先生もオーケストラ部出身だし、これから周りのOB含めどんな感じで関わっていくのか。

入学して早速部活動紹介でオーケストラ部の演奏を聴いて感動した青野ハジメ。

吹奏楽はポップな感じもしますが、やはり弦楽器が入ってくるオーケストラは荘厳さも増してクラシックを弾く機会が多くなると思います。強豪校の演奏となれば圧巻でしょうね。

自分の高校でもしこんな部活動紹介されたら入ってみたくなるかもな。

それからこの回から演奏シーンがゴリゴリCGになってましたが、やはりちょっともっさりしてる感は否めませんね。苦笑

「ピアノの森」くらいからCGに対しては賛否ありましたが、うーん、今はまだ洗練されるまでの過度期だと思って気にせずいきましょう。

第4話「佐伯直」

あらすじ

オーケストラ部のある海幕高校に入学した青野と律子。青野は、ヴァイオリンのコンクールで活躍した佐伯直という少年が音楽推薦で入学したらしいと、中学の武田先生から聞いたことを思い出す。そして青野は、小学生の頃から何度か同じコンクールに出たチェロの山田と楽器店で再会する。山田もオーケストラ部を目当てに海幕高校に入学していた。その山田が話題にしたのも、佐伯のことだった。そんな中、1年生の仮入部期間が始まる。

早々に出てきた昔馴染みがチェロって所がまた色気あるなと。チェロは好きなんだよなぁ、チェロが主人公の音楽漫画出てこないかな?笑

前話にも昔馴染み?(青野はあまり覚えてない感じ)の小桜さんが登場して、さらに話題の少年「佐伯直」という名前も。

ライバル出てきた!という感じで、しかも仮入部で一緒に弾くという展開に。

今だに青野ハジメの過去について語られてませんが、昔馴染みの登場もあり、これから昔取った杵柄がどのように発揮されていくのか、楽しみな所です。

第5話「原田蒼」

あらすじ

見学に訪れたオーケストラ部で、初対面の佐伯と音を合わせることになった青野。2人の高度な演奏は、部員たちをざわめかせる。やがて佐伯は、青野を挑発するかのようにテンポを変え始めた。青野も食らいつき、激しいぶつかり合いとともに2人の音は高まっていく。コンサートマスターの原田からの称賛と、部員たちの惜しみない拍手。しかしその中から不意に聞こえてきた、父・青野龍仁の名前。よみがえるあの日に、青野は凍りつく。

青野と佐伯の二人の演奏で始まった第5話。

佐伯が一人で爆走し始めて、青野がうまく合わせられなくなった時はこれなんか自信なくしちゃうパターンなのかな、なんて思ったけど、挑発されてからの熱くなり具合は良かったなと。やはりブランクあれど昔取った杵柄はそうそう錆びないらしい。

佐伯くんも涼しい顔してクソガキ感たっぷりなのもいいね。笑

その後は先輩方の演奏でしっかり後輩に実力を見せつける形になりましたね。

コンマスの「原田蒼」が爽やかイケメンで超実力者というめちゃくちゃリア充という感じですが、どうなんだろう、あの笑顔の裏には何か壮絶な過去があったりとかそんな想像もしてしまうんだがw

佐伯直がライバルとして出てきたと思ったら、最後の方では一緒にやれて楽しかったと思ったより好意的だったし、実は原田蒼が青野ハジメの父親の弟子で因縁ある関係で倒すべき標的になるとか!?(そんな見方しかできねぇのかよw)そんな天秋も有り得るのか。

親父の噂がちょっと出ちゃってかわいそうだったけど、その子供は関係ないだろ?って思いつつ、でもこの物語は仲間が大事になってくるので一人でやっている時とは違って、秋音ちゃんもいるしきっと前に進ませてくれるはず。

第6話「雨の日」

あらすじ

青野たち1年生にとっては初舞台となる夏の定期演奏会に向けて、オーケストラ部の練習が動き出した。佐伯とともに1stヴァイオリンに参加した青野は、大人数で音を合わせる難しさを知る。一方、2ndヴァイオリンに加わった律子は何度も演奏を止めてしまい、経験者との実力の差を痛感しながらも、ひたむきに取り組んでいく。そして授業の無い雨の土曜日。鮎川先生を指揮者として迎える前に、部員たちによる合奏練習が行われる。

「雨の日」というタイトルで「ブルーな日」=「青の日」と即座に脳内変換して見た第6話。あまりポジティブではない日。

音楽において「ブルー」というのは重要な意味を持っていますが、やはりこうゆう「ブルー」=「青」なエピソードは今後の物語に必要かなと。

前半は雨の日のせいで部室で着替えをしてる女子を結果的に覗いてしまった青野が洗礼を浴びる場面。

見られてしまったのは小桜さんですが「キャーのび太さんのエッチ!」ばりの、「あんたバカァ」とアスカ・ラングレーばりに、代わりに怒ってきたのが秋音ちゃんでした。んーやっぱりアスカっぽい。笑

そんなんでちょっとギクシャクしてしまった青野と小桜さん。

上手くいかない事は続き、秋音ちゃんもまだ合わせについて行けずに同級生に責められてしまう展開。

だけどちょっと上手くいかない日、だけどそれはこれから上がっていくための準備。みたいな韻を踏んだ文章になってしまいましたが(笑)秋音ちゃんのど根性が発動。この成長ストーリーはやはり胸熱で非常に重要なキャラですよね。ぶっちゃけ周りと合わせて弾くのはかなり難易度が高いし(青野ですらちょっと苦戦してた)あれだけ食らいついていくのは凄い。

演奏している山田友里恵さんも段階的に演奏を使い分けていくのは大変だろうな。

そして最後はやはり小桜ハルちゃんの嫉妬が止まらない。というのは可哀想ですが。笑)ロマンティックが止まらない展開がどうなっていくのか。青野と秋音ちゃん仲良いっすからねぇ。

ここら辺も思春期ならではで演奏に波をもたらしてくるものかと思いますが、果たして青野はどちらを選ぶのだろうか。

第7話「小桜ハル」

あらすじ

鮎川先生の指揮によるオーケストラ部の合奏練習。厳しい指導の中で表現が追究されていく。その妥協のない姿勢に、青野は不意に父のことを思い出し、譜面を見失ってミスをしてしまう。鮎川先生によって演奏は即座に中断された。何もかもうまくいかない雨の土曜日。その雨は、練習が終わり帰る時間になっても降り続いていた。青野は、傘を強風に壊されてしまった同じ1stヴァイオリンの小桜ハルと、2人いっしょに帰ることになる。

第7話は引き続き雨が降り続けている中での「小桜ハル」とタイトルが付いた人物回。

とりあえず恋の行方は置いといて、小桜さんにとってはちょっとキツイ日になってしまいましたね。

一緒に帰ることが出来たけれども青野君に幼い頃の約束を忘れられてしまっていて、いじめられていた過去を思い出してしまい、最後は拠り所である秋音ちゃんの友達の輪の広がり方を見てしまって意気消沈。

気にしないで自分のペースで、自分が楽しくできる範囲で周りと付き合っていけばそれでいいと簡単には言えますが、やはり思春期のこの頃、辛い過去があれば尚更難しいよなと。

でも内向的な人間はやはり、自分と向き合う時間が長い分、自信が少しでも持てて自分を出せた時の繊細な表現はとにかく魅力的なハズ。

みんな違っていいし、付き合う人間の多さとか明るい暗いとか関係なく、自分が持っている素晴らしいヴァイオリンの経験や守ってくれながらも対等に付き合ってくれる友人の気持ちしっかりと気づけることを願って。

第8話「G線上のアリア」

あらすじ

転校の原因になった中学の同級生を偶然見かけたことで、登校することができなくなってしまったハル。部活も休み続けていた。心配する律子のメッセージに返ってくるのは、「大丈夫」という言葉ばかり。それは、ハルが自分を縛る呪いの言葉だった。ハルは、律子の優しさを知っているからこそ、頼ることができずにいた。高校オーケストラ部でともにヴァイオリンを演奏しようという、中学生の2人が交わした約束。律子は行動を起こす。

3回に渡って小桜さんの話が中心でしたが、そのフィナーレで秋音ちゃんとの熱い友情回でしたね。

ひどくなってくると世界は誰も自分を理解してくれないと思ってしまって、でもそんな事なくて以外とみんな普通に接してくれるんですよね。あのいじめてた奴らはダメだけどな。

自分の演奏を聴いてくれて、それを良いと言ってくれる友人がいて、改めて自分には音楽が、ヴァイオリンがある、仲間がいると気づかせてくれる。そんな素晴らしいことはないなと。

やはり「誰かのために」という行為は自分一人の世界だと発揮されない力で、より自分の感情が解像度高く出てくるような気がします。

二人が自分の中でモヤモヤしてつっかえていたものをしっかり話して謝って、理解しあって、いやぁホントに良かった。青春てええなぁ。

いやもうホントに二人は全く悪くないのにな、あのいじめてた奴らが1億2千%悪いのが歯がゆいと思いながら見てました。苦笑

最後の「G線上のアリア」はホントに良かった。この曲は編曲して移調した際にヴァイオリンの最低限のG線のみで演奏できることからその名前の由来になった、ヴァイオリンにゆかりの深い名曲ですよね。

この曲は他のアニメ(「エヴァンゲリオン」や「氷菓」など)でも結構印象的に使われていて、やはり人気の高い曲だと改めて思いました。ホントに良い曲ですよねぇ。

3話続いたこの話の最後にちょっとしたカタルシスになりましたね。

第9話「先輩」

あらすじ

夏の定期演奏会まで2か月を切った。メイン曲となる「ドヴォルザーク交響曲第9番『新世界より』」のメンバーはオーディションで選ばれ、席順は学年と関係なく実力で決まるという。勝ち取るのは誰か?審査する側となる3年生、コンサートマスターの原田はワクワクしていた。そして青野たち1年生の前に現れた見慣れぬ先輩。たまにしか部活に来ていない2年生の羽鳥だ。ヴァイオリンを手にした羽鳥は、いきなりコンマス席に座った。

今まではそれぞれの登場人物回メインでキャラ背景の下地を作って、本格的にというか、音楽に向き合ってくる感じになりましたね。

やはりそれぞれのキャラが苦悩していたり、葛藤していたりというのは、それがあるからこそ「思いやり」を持ててオーケストラでもお互いが寄り添う大事な要素になってくると思いますからね。

定期演奏会のオーディション−。楽曲は「ドヴォルザークの交響曲第9番『新世界より』」。超名曲です。そう言えば「銀河英雄伝説」なんかでも使われていたよなぁ。

今まで登場しなかった2年生が登場しましたね。羽鳥先輩はこれまたちょっと色気を出してきたような人が出てきたなと思って。笑)部活も掛け持ちして、たまに来るオーケストラ部で結構弾けるというなんかカッコいいパターン。しかもポスト原田先輩の風格もあるという。

音色を青野が言及してましたが、こうゆう人ほどそれこそ色気のあるというか自分の風を持った良い演奏をしてしまうというね。

まあでも流石に1年に有望株が入ってきたから火が着いたのは良さそう。才能ある人間がしっかりと次のリーダーになっていくための刺激に青野と佐伯がなってますからね。

オーディションというと、これは実力で決まるとはいうけれど、どうしても年功序列を意識してしまうものなのかなと。「響け!ユーフォニアム」なんかでもその辺はありましたからね。先輩が頑張っているのを知っているだけに...というね。この辺は難しそうだよなぁと。

余談ですが、自分は部活は体育会系でしたが、3年の先輩は割とすぐいなくなってしまうので、先輩付き合いで言うと2年の先輩との付き合いが一番長くなります。

青野が2年の先輩とご飯を一緒に食べていて、あの先輩慣れしてない感じが面白かったのですが、ここからどう仲良くなっていくのかな?という所。自分は結構先輩は"先輩"という感じで接するタイプの人間でしたが(多くの人はそうだと思う)、同級生には3年生を君付けで仲良くなれる人もいて、なんか羨ましなぁと思いつつ、自分は自分なりの距離感で接していたのを思い出しました。笑

こうゆう大所帯の部活ならではですが、色んな先輩、後輩も入ってくればそれまたそうですが、この人間模様は懐かしい感じです。

第10話「初心者と経験者」

あらすじ

定期演奏会に向けてのオーディションまで1週間を切り、部員たちはそれぞれ熱心に練習に取り組んでいた。緊張感に気を引き締めながらも焦りと不安に駆られる律子は、思うように弾くことができない。高校で楽器を始めた者と、幼少期から弾き続けている者。律子と同じ2ndヴァイオリンの経験者・立花は、初心者にも関わらずオーディションに挑戦しようという律子にいらだつ。やがて、練習への取り組み方をめぐって、衝突が起こる。

「初心者と経験者」ということで、オーディション前のちょっとピリついた時期のエピソード。

秋音ちゃんはまだ経験的には周りと比べると初心者クラスなのにオーディションに挑戦できるモチベが凄い。や習得に時間がかかる弦楽器の世界でここまで貪欲に行けるのはやはり凄いなと。

1年生の間はもうひたすら練習に当てても良いような気もするけどなぁとも思いつつ。

でもやはり経験者との差は大きくて、時に以前からちょっといや〜な感じだった立花さんと衝突。

でも立花さんの真意は真面目が故のということで一安心。笑

めげないで上手くなろうとする秋音ちゃんとはちゃんと何だかんだ仲良くできそうですね。溝が出来そうな関係だったけど、真摯に向き合えば分かり合えるものだなと。

やはりオーケストラで周りと音を合わせるのは難しいよなと思います。弾くことだけで精一杯な部分があるから、そこをクリアにした上で周りに合わせる、相当練習が必要です。

基本的には同じ曲、同じメンバーでやっていれば擦りあわされていくと思いますが、一回一回の演奏はちょっとづつ違うと思いますので、常に聞いてある意味臨機応変に演奏できる力も養っていかないといけないなと。

自分はピアノを弾いてても、発表の場などで自分の音を聞けて客観的に聞けてたりしないと走ったり、遅かったりが如実に出るなと実感してますが、周りの人たちと合わせるとなると、うーん、改めて凄い世界。

それと今回は特に初心者目線の秋音ちゃんがいることで、そのオーケストラ初心者の自分たちにもありがたい視点になってるなと感じましたね。

第11話「決戦前夜」

あらすじ

オーディション3日前。部員の誰もが練習に打ち込む中、青野と佐伯は数学の補習を受けていた。2人そろって小テストが赤点だったのだ。早く部活に参加したい一心で、2人は課題に取り組む。大急ぎで駆けつけた音楽室では、合奏練習がもう始まっていた。鮎川先生は、オーディションでの演奏次第で、学年に関係なく席順を決める考えのようだ。コンサートマスターの原田も、1・2年生を競わせたいと思っていた。そして迫る決戦の日。

最初の居残り小テスト組で意外なエピソードが出てきました。

佐伯はあまりバックボーンが語られてなかったですが、ドイツで12歳まで育ってまだ読んだりするのが苦手ということ。

青野が手伝ったりしているのを見ていると、普段はライバルちっくなのに、あぁ、なんか良い関係だなぁと。

そこから練習に合流して先生から名前を覚えられてない事にショックを受けつつも火が着いた青野。

先生と青野父ちゃんとの関係が気になりますが、これは性格をある程度見ていたのか分からないけど、成長を促すための立ち振る舞いって興味深いですよね。先生が厳しく威厳を持ってるのは生徒が一丸となる一つの要素だよなと。

オーディションはどうなるのかと気になる所ですが、コンクールやオーディションなど音楽は勝ち負けではないけど、周りで励まし合ったり、高め合ったり、はたまたちょっとけしかけられて火を点けられたり、プレッシャーを感じてみたり、評価が目に見える形で分かるのもやり方によっては色々な能力や人間関係も高まっていきますよね。

締め切り効果という意味でもやっぱり大事なイベントかなと。

比べるのもおこがましい話ですが、自分もピアノを趣味でやっていて人前での発表の場に至るな時にやはり緊張感だったり、集中力だったり、一つの曲を深めていく事だったり、すごく成長する過程だなと思うんですよね。

「自分と向き合う」って中々に大変。

なので分かりみが深い本番前(といってもオーディションだけども)のこの話。

最後の青野と秋音ちゃんのシーンも良かったなと。成長を素直に喜べる青野と一番褒めてもらえて嬉しくて刺激をもらえる相手がいる秋音ちゃんはお互いが必要な存在によりなってきましたね。

恋愛どうとかじゃなくて尊敬しあえる相手って良いよなぁと思ったりした回でもありました。

第12話「オーディション」

あらすじ

定期演奏会のメイン曲となるドヴォルザーク「交響曲第9番『新世界より』」演奏メンバーのオーディションが始まった。廊下に漏れるヴァイオリンに、順番を待つ部員たちの緊張が高まる。佐伯とどちらがよい席を勝ち取るのか?青野は注目されていた。ライバルに勝ちたい、そして鮎川先生に自分を認めさせたい―。青野の番が訪れる。奏者に背を向けて座る審査員の3年生。しかし音が響いたその瞬間、全員が誰の演奏なのかを理解した。

ついに始まったオーディション。

青野はやはり昔取った杵柄。演奏すればするほど、燃えれば燃えるほど輝くという根っからのミュージシャンぷりを発揮。

ただ上手いだけじゃなくて自分の音色もしっかり持っているというチートっぷりでした。

まあ今回は佐伯が高熱で良いパフォーマンスが出来なかったので今後は分かりませんが、次期コンマスも視野に入れた選出になりましたね。

課題はまだまだ「ソロ」の演奏という所。オーケストラはみんなと合わせる事が非常に求められるし、上手いのはもちろん素晴らしいけど、自分勝手になってくると別の話。

みんなをまとめていかないといけないから演奏だけじゃない人柄も求められてきそうだから中々に大変そう。

まあそれでも実力がないとコンマスの座は貰えないわけなので、そこは流石。

秋音ちゃんは落ちてしまいましたが、やはり一年の間はしっかりと実力をつけることに専念すれば来年以降が見えてくるハズ。

ここから演奏会本番を経験してどのように変化していくのか楽しみです。

第13話

※視聴次第追記します。

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