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間違いなく自分の人生の中でも最高にカッコいい映画の一つに入るであろう「Top Gun: Maverick(トップガン マーヴェリック)」。

あのご時世だったとはいえ、劇場で見なかったことを非常に後悔しているわけですが、笑

これぞ映画!と言える大迫力の飛行シーンや前作からのレガシーが至る所に散りばめられている最高のファンサービスと並んで、劇中の音楽もまた胸熱で最高なんですね。

前作の「トップガン・アンセム」も引き続き使用され、ハンス・ジマー、レディー・ガガなど最高のアーティストが参加しているとなれば素晴らしくないはずがない永久保存版のサントラ。

今回のサントラはちょっとした種類と違いがあって、それを含めた収録曲全13曲のそれぞれの曲の概要と感想、それとサントラには未収録となった楽曲についても調べて書いてみましたので、よろしければご覧ください!

Contents

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映画「Top Gun: Maverick(トップガン マーヴェリック)」のサントラの概要・種類と違いについて

曲目

1. Main Titles(You've Been Called Back to Top Gun)《メイン・タイトルズ(ユーヴ・ビーン・コールド・バック・トゥ・トップ・ガン)》
2. Danger Zone《デンジャー・ゾーン》
3. Darkstar《ダークスター》
4. Great Balls Of Fire - Live《グレイト・ボールズ・オブ・ファイヤー (ライヴ)》
5. You're Where You Belong /Give 'Em Hell《ユア・ホエア・ユー・ビロング / ギヴ・エム・ヘル》
6. I Ain't Worried《アイ・エイント・ウォーリード》
7. Dagger One Is Hit /Time To Let Go《ダガー・ワン・イズ・ヒット / タイム・トゥ・レット・ゴー》
8. Tally Two /What's The Plan《タリー・トゥー / ホワッツ・ザ・プラン / F-14》
9. The Man, The Legend /Touchdown《ザ・マン、ザ・レジェンド / タッチダウン》
10. Penny Returns - Interlude《ペニー・リターンズ -インターリュード》
11. Hold My Hand《ホールド・マイ・ハンド》
12. Top Gun Anthem《トップガン・アンセム》
13. Canyon Dogfight《キャニオン・ドッグファイト 》(日本盤ボーナス・トラック)

2022年5月27日発売。日本版はボーナストラック含む全13曲、海外版は全12曲。

前作からHarold Faltermeyer(ハロルド・ファルターマイヤー)の「トップガン・アンセム」、Kenny Loggins(ケニー・ロギンス)の「デンジャー・ゾーン」が引き続き使われているのが胸熱。

アルバム全体としてはHans Zimmer(ハンス・ジマー)、Lady Gaga(レディー・ガガ)、One Republic(ワン・リパブリック)の3組がクレジットされており、曲単位では歌ものを除いた劇伴音楽に関してはローン・バルフ、ハロルド・ファルターマイヤー、ハンス・ジマー、レディー・ガガの4名の名前がクレジットされていて、「みんなで作り上げた」という意思を感じるサントラです。

前作のトップガンが歌物が主な音楽だった印象なので、今作も少なからず歌物が引き立てられているような感じでハンス・ジマーの音楽はちょっとした心理を煽る形、映像をメインでと考えられているような目立ちすぎない作風になっている気がします。

「トップガン マーヴェリック」のサントラの種類は、「通常盤」、「限定盤」、「レコード」の3種類といったところでしょうか。

違いとしては、「通常盤」と「限定盤」の特典です。「通常盤」には付きませんが、「限定盤」には「ステッカー(封入)、折込ポスター(封入)、7インチ紙ジャケット仕様」が付いてきます。

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サウンドトラック全曲の概要と感想

Main Titles(You've Been Called Back to Top Gun) - メイン・タイトルズ(ユーヴ・ビーン・コールド・バック・トゥ・トップ・ガン)

映画開始直後、前作をしっかりとオマージュしてきたオープニングで流れるタイトル。

前作からのファンの心をガッチリ掴むような哀愁、これから始まるんだとワクワクが爆発3秒前みたいな盛り上げがたまらねぇです。

劇中で使われるのは途中までで、ちょうど次曲の「デンジャー・ゾーン」に切り替わる所以降は「トップガン・アンセム」になってます。

使い方として勿体無いような最高なようなw

Danger Zone - デンジャー・ゾーン(ケニー・ロギンス)

「メイン・タイトルズ」からの繋ぎで、オープニングの戦闘機がまさに出撃する所で流れ始める最高にぶち上がる名曲。

いや〜この曲使ってくるなんて分かってるねぇ!!なんて偉そうに言ってみますが、笑)最高のファンサービスですよね。

「トップガン」は家の事情で結構幼い頃から知っている作品で、この曲もたくさん聴いてきました。

まあ新たな続編となるとそこまでこだわって使う必要もないのかも?なんて見る前は思ってましたが、これは使うべきですね!笑

これを見てしまうと、映画「スラムダンク」も少しくらい昔の曲を使っても良かったのでは、とも思わなくないですね。

この曲は車の運転中とかに聴いてるとアクセルを踏み込みがちになるのが玉に瑕か。笑

Darkstar - ダークスター

マーヴェリックが上の許可を取らずに超音速機「ダークスター」を飛ばす時に流れる曲。

弦が細かく音を刻んでリフを形成して、それが緊張感と飛び立つ開放感、未知への挑戦に突入していく壮大さを表している感じです。

ここら辺の最初のシーンは、これ以降の前作のレガシーを受け継いだコテコテのトップガンのストーリーとは毛色が違う感じで、かなり近未来的な科学の力を感じるシーンです。音楽のテイストはちょいと違うのですが、ハンス・ジマーが手がけた「インターステラー」が少し頭をよぎるようなシーンで、そんな哀愁も感じつつ壮大な音楽に胸を躍らせました。

Great Balls Of Fire - Live - グレイト・ボールズ・オブ・ファイヤー (ライヴ)

ペニーが運営するバーでグースの息子・ルースターがピアノを弾きながらみんなと一緒に歌っていた曲。

ジェリー・リー・ルイスが原曲を歌っている曲で日本語訳は「火の玉ロック」。前作でも親父のグースが同じように歌っていたので、今作でもかなり印象的な1曲かと思います。

みんなで酒を飲んでざっくばらんに盛りがる雰囲気が抜群。ルースターを演じたマイルス・テラーは映画「セッション」の印象が強くて、音楽繋がりで、あぁ、なんか良いシーンだなぁと思って見てましたね。

前作でのシーンも少し差し込まれていて、なんだかんだでチャーリー(ケリー・マクギリス)とキャロル(メグ・ライアン)もがっつり映っとるやんけ!と。笑

ちなみにこのペニーの経営するバーは実際にモデルがあるそうで、アメリカのノースアイランド海軍航空基地の「I-Bar」という所らしく、劇中で適用されたルールも存在するらしいw

You're Where You Belong /Give 'Em Hell - ユア・ホエア・ユー・ビロング / ギヴ・エム・ヘル

「ユア・ホエア・ユー・ビロング」は2分15秒作戦成功後に編隊長復帰を果たした後、ペニーの元に訪れるシーンで流れる。「ギブ・エム・ヘル」は作戦が早まった第2段階の訓練時、最後の作戦時のミーティングでルースターがマーヴェリックの僚機に選ばれた後辺りから流れている曲。

ペニーの元を訪れるシーンから最後の作戦のミーティング時から出撃辺りの一連のシーンで2曲とも繋がっています。

吹き抜けるような、どこか切なくとも優しさを感じる曲。この曲と「ペニー・リターンズ」の2曲は「ホールド・マイ・ハンド」をモチーフにしていると思われます。

「ギブ・エム・ヘル」は割と緊迫する場面に迫っていくときに使われていて、じわじわと心理的に迫り来るような音の刻みで終盤に威風堂々たるメロディーが差し込まれて、どこかインセプションの「Time」的な感じと、緊迫感は映画「ダークナイト」を思わせるような感じで、渋いですが、あぁ、ハンス・ジマーっぽいなと思いましたね。

I Ain't Worried - アイ・エイント・ウォーリード(ワン・リパブリック)

結束を高めるためにみんなでビーチラグビーをしたシーンで流れた曲。

アメリカのポップロックバンドでこの曲は映画のための書き下ろし曲。

やはりここぞという所で印象的な歌を持ってくるのは流石。イントロの口笛からビーチで楽しげに遊んでいる雰囲気をバッチリ捉えていて、ノリの良い軽快なポップソングです。

軍事的な側面が強い作品ですが、所々抜くというか遊び心あるシーンがあってそれがいちいちおしゃれでかっこいいですよね。

Dagger One Is Hit /Time To Let Go - ダガー・ワン・イズ・ヒット / タイム・トゥ・レット・ゴー

「ダガー・ワン・イズ・ヒット」は最後の作戦時にマーヴェリックの機体が撃たれた辺りで流れている曲。「タイム・トゥー・レット・ゴー」はアイスマンと会う場面で流れている曲。

「ダガー・ワン・イズ・ヒット」は心理的に迫る感じもありつつ2曲ともどこか寂しさ、切なさが漂う雰囲気です。どちらの曲も死の淵というかそのような場面で使われているのが印象的。

マーヴェリックはこのシーンで一度は死んだという形になったし、アイスマンと会うシーンでは、病気に侵されてこれで会うのは最後かもしれないという雰囲気でしたからね。

Tally Two /What's The Plan - タリー・トゥー / ホワッツ・ザ・プラン / F-14

「タリー・トゥー」はトマホークが発射された後に流れている曲。他にもこの曲中の「トゥ⤵︎〜ン〜⤴︎」(分かるかな笑)みたいなフレーズが部分的に起用されてるような気がします。「ホワッツ・ザ・プラン」はマーヴェリックとスターリンがどうやって脱出しようか話している時に流れる曲。「F-14」は二人がF-14に乗り込んで離陸してから流れる曲。

この三曲は映画の一連のシーンでほぼ繋がって使われていて、曲調的にも、これから脱出して生還できるのか?という緊迫感が非常に現れているような気がします。

戦闘機に乗っている、ミサイルに狙われる、敵と遭遇して戦闘しなければならないという緊迫感を表現するとやはりこのような音の刻みが多くて重低音で重みを持たす曲調になるのかなと。

前作は歌物の曲に関しては非常に印象的でしたが、このようなザ・劇伴はそこまで力が入っているような気がしなかったので(個人的には)、今回はハンズ・ジマーが派手さはないけどしっかりと洗練させてきたなという印象です。

The Man, The Legend /Touchdown - ザ・マン、ザ・レジェンド / タッチダウン

「ザ・マン、ザ・レジェンド」は撃墜されそうな所をハングマンが救ってくれた後に流れる曲。「タッチダウン」は満身創痍で空母に戻って着陸した後に流れる曲。

この2曲も全てが終わった後の一連のシーンで繋がって流れる曲です。

あぁ、終わったという安心感と成功を喜ぶ感情を威風堂々とマーヴェリックを讃える感じで「トップガン・アンセム」をモチーフにして、後半の「タッチダウン」は「ホールドマイハンド」をモチーフにして、「ザマン、ザレジェンド」の曲調を引き継ぎつつどこか包み込むような優しさを持っていて、まさにスターリンの無事を心底喜び、スターリンがマーヴェリックを慕う心が現れた素晴らしいアレンジになっていると思います。

この2曲の流れは新旧の融合としてもマジで心憎い曲の並べ方してますね。

Penny Returns - Interlude - ペニー・リターンズ -インターリュード

「ペニー・リターンズ」は全て終わった後、マーヴェリックがペニーを探してバーを訪れて、その後再会する所までで流れている曲。

「ユア・ホエア・ユー・ビロング」と同じような優しい曲調で、最後のエンディングに繋がっていくシーンで気持ちよく使われていますね。

この曲に入る前に「ホールド・マイ・ハンド」とすぐ分かるメロディーを差し込んだりしていて、あ、これそろそろエンディング流してくるなとサインを出してますね。

Hold My Hand - ホールド・マイ・ハンド(レディー・ガガ)

「ホールド・マイ・ハンド」は最後にマーヴェリックがペニーと再会して二人で飛行機で飛び立つエンディングで流れる曲。

「ユア・ホエア・ユー・ビロング」、「ペニー・リターンズ」、「タッチダウン」にモチーフとして使われていて、ペニーとのラブシーンでもアレンジして使われている、この作品を象徴する1曲ですね。

昔の90年代のテイストも感じさせつつ、今現在のポップアイコンの一人であるレディー・ガガが歌うという融合がマジで最高で、また洋楽にラブバラードの名曲が爆誕したのではないかと思います。

「トップガン・アンセム」でも印象的なエレキギターがしっかりと登場してきてるのもまた良い。

作品の特性上、凝った楽曲というよりストレートな表現、曲調を目指したのではないかと思っていて、レディー・ガガの純粋な歌の上手さも表現されていると思います。

映画「アリー スター誕生」でレディー・ガガ歌上手いなぁなんて改めて思ってましたから、このようにソウルフルなバラードは最高すぎますね。

モチーフとして使われている曲も含めて、ペニーとスターリンというより大切な存在のシーンで使われていて、マーヴェリックの過去の十字架を洗い流してくれるような、そんな最高のレイクイエムとでも言えるでしょうか。

この楽曲についてトム・クルーズは、

この作品にレディー・ガガが参加することになったいきさつを、トムは「前作のサウンドトラックは象徴的だった。今作の”音楽”を探していたとき、奇跡的な瞬間があったんだ。ハンス・ジマーが『私の音楽室に来い』と言うので行ったら、『レディー・ガガの音楽がある』と。それで彼が彼女の歌を演奏したんだ。素晴らしい瞬間だった。ガガは天才的だ。幸運にも、彼女のライブを見ることができた。あの時、これが僕らの映画のラストを飾ると分かったんだ。シーンに、そして僕らが演じるべきトーンに、インスピレーションを与えてくれたんだ」と明かしている。

と語っていて、レディー・ガガは、

「映画『トップガン マーヴェリック』のためにこの曲を書いた時には、この曲が映画の心、私自身の精神、そしてこの世界の本質にまたがる複数のレイヤーを持っていることに気づきもしてませんでした。数年をかけて、この曲を書き、仕上げ、私たち皆の心に届くものになるように努力してきました。この音楽を、理解されることと理解しようとすることの両方に対する深い欲求、遠く離れていると感じる時に近づきたいと切望する気持ち、社会を変えてくれるような英雄たちを称えるような能力を私たち皆で共有できるような曲にしたいと思っていました。トム・クルーズ、映画音楽作曲家のハンス・ジマー、監督のジョセフ・コシンスキーには、この機会をいただけたことをとても感謝しています。彼らと一緒に働けたことは素晴らしい経験でした」

とインタビューで語っています。

Top Gun Anthem - トップガン・アンセム

「トップガン・アンセム」は「ホールド・マイ・ハンド」の後にエンディングロールで流れます。

前作からのトップガンを象徴する1曲ですね。

近年はほとんど作曲を行なっていなかったハロルド・ファルターマイヤーもまさかこんな形で再び関わることになるとはと思ったでしょう。笑

「メイン・タイトルズ」、「ザ・マン、ザ・レジェンド」と前作同様ここぞ!という所で今作でも使用されているのが胸熱です。

Canyon Dogfight - キャニオン・ドッグファイト (日本盤ボーナス・トラック)

「キャニオン・ドッグファイト」はマーヴェリックとスターリンが乗ったF-14と第5世代戦闘機が戦闘するシーンで流れた曲。

日本盤のみに収録されているボーナストラック。

不気味さと少し嫌な未来を予想させるようなダークで思い曲調です。ラスボス的な雰囲気もあるかもですね。

「タリー・トゥー 」、「ホワッツ・ザ・プラン 」、「 F-14」、から繋がっている曲で、この曲で緊迫感、ダークな感じを溜め込んでおいての...「ザ・マン、ザ、レジェンド」という緩急が最高。

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サウンドトラック未収録曲の概要と感想

Your Cheatin' Heart - ユア・チーティン・ハート

マーヴェリックがダークスターから脱出した後に入ったカフェで流れていた曲。

ハンク・ウィリアムスが亡くなってから1953年にリリースされた曲で、両親に結婚の報告へ車で向かうドライブ中に作られた曲。

歌詞は以前の妻への「未練がましい男」の気持ちを綴ったような感じで、ダークスターへの当てつけか、それともこれから再開するペニーとの恋の行方を暗示しているのかという事を勝手に思いました。

カントリーミュージックの軽快な感じの曲調があのアメリカならではの広々とした雰囲気を表しているようでぴったりでしたね。

Let's Dnace - レッツ・ダンス

バーに入ってちょうどペニーがマーヴェリックに話しかける所で流れる曲。

デヴィッド・ボウイが1983年にリリースしたアルバムタイトルであり、収録された中の1曲。デイヴィッド・ボウイが名実共に有名になる気っけとなった。

バーというシチュエーションで久々の再会からナンパな雰囲気を演出するのにもってこいの演出。まあこの最初は上手くいきませんが、陽気な雰囲気が伝わってくるダンスナンバーですね。

Get It On - ゲット・イット・オン

マーヴェリックがバーでペニーに"不敬"を働いて鐘を鳴らされる所あたりからトップガンの生徒たちが集まり始める所で流れた曲。

T. Rexが1971年にリリースしたアルバム「エレクトリック・ウォーリアー」に収録されている楽曲。

アメリカではこの曲だけがヒットして他の曲はあまり鳴かず飛ばず(イギリスでは成功している)でしたが、「Let's Dance」の流れから更に拍車をかけるように陽気な雰囲気が増していく憎い選曲になっています。

Tramp - トランプ

バーでルースターが車で登場し場面から流れた曲。

1967年にリリースされたローウェル・フルソンとジミー・マックラックリンの曲でOtis ReddingとChala Thomasのカバーがオリジナルを上回りヒットして有名。

リズミカルなソウル・ブルースの曲で「Your Cheatin Heart」「Let's Dnace」「Get It On」の流れを汲んで陽気な楽曲。

歌詞がルースターを想起させるような感じで(少しマーヴェリックも入っているかな?)これまたシーンに合ったナイスな選曲。

Slow Ride - スロウ・ライド

ルースター登場後、ハングマンがバーの曲を変えたのがこの曲。その後ルースターと対峙する。

イギリスのロックバンド・Foghatが1975年にリリースしたのアルバム「フール・フォー・ザ・シティ」の中の1曲で、シングルカットもされた。

歌詞の内容が...男女の営み的な感じでハングマンとルースター...ってなりがちだけど、何というか今後起こっていく事に対していろんなものを越えて仲が深まっていくという事に対してだったのかもしれないし、マーヴェリックとペニーに対しての密かな暗示だったのかも...。

この曲もまたちょっと楽しげな曲調で、UKロックで続いてきたバーでの怒涛のサントラ未収録曲の最後を飾っています。

Won't Get Fooled Again - ウォント・ゲット・フールド・アゲイン

マーヴェリックとトップガンの生徒たちが初めての訓練の時に流れた曲。

「Won't Get Fooled Again(無法の世界)」はイギリスのロックバンドの「The Who」の楽曲で1971年にシングルリース。アルバム「フーズ・ネクスト」に収録されています。

アメリカのドラマ「CSI:マイアミ」のテーマソングでそちらの印象が強い人が多いと思います。

この曲の作詞作曲をしたピート・タウンゼントは「革命について異を唱えている歌だ。革命なんて長い目で見ればただの革命にすぎず、多くの人が傷つくだけだ」とコメントしている。

保守的な曲としても有名で、そこが戦争を揶揄してるようでもあり、マーヴェリックと生徒たちの間には覆せない実力差があるよね、と言わんばかりかなと。でもその実は「自分を貫け」「自分の信じるもの」と物語でも大事になってくる主張を暗示してるとも言えるような、この曲の起用ですよね。

純粋に曲の雰囲気としては陽気な感じで、相手してやるよ小僧ども、みたいな感じが結構好きだったりします。

Taps - タップス

アイスマンが亡くなり、葬儀の時に流れていた曲。

「Taps」は日本語で「消灯ラッパ」の意味で、元々は南北戦争時代に消灯を告げる曲として作られましたが、現在では軍で亡くなった人へ葬儀で弔意を表すラッパで演奏される曲でもあります。アメリカでは「Day is Done」が使われています。

この作中のシーンは偉大なるアイスマンが亡くなったシーンで切なかったですね。これはアメリカだけの文化ではありませんが、軍隊のしきたり・文化を音楽からも垣間見えるシーンで学びになります。

おわりに

映画「Top Gun: Maverick(トップガン マーヴェリック)」についてサントラの概要、種類と違い、未収録曲含む全曲それぞれの概要と感想を書いてみました。

映画を見終わってから幾度となく聞いていて、自分にとっても人生のサウンドトラックの一枚に加わる作品になりました。

前作も合わせてこれからも幾度となく見て聴いていく作品ですね。

TOP GUN is forever...

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 サウンドトラック

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