角野隼斗のファンです。
というわけで、彼の活動・作品などをある程度まとめてみたくて書いてみました。
自分が角野君を知ったのはおそらくYouTubeで「蠍火」の動画を出したあたり。
多才がゆえに色々とキーワードが出てきて、話題も豊富。
神童、音ゲー、東大、バンド、クラシック、ジャズ、ショパンコンクール、ピティナなどなど。
ショパンコンクール、クラシックピアニストと聞けば遠い存在のように感じるけれども、ゲーマーであったり、ポップス好きで、そのプレイしていたゲーム名なんかを聞けば親近感が湧く、そんな存在でもあります。
ジャズはこれからっていう感じもあるけど、彼がセッションなどを繰り返しているのを見るたびに、宇宙の膨張じゃないけど、そんな壮大な膨らみのある成長を見てるようでワクワクしてます。
これからどうなるんだと将来をすごく楽しみにしてるピアニストです。
そんな新時代のピアニスト・角野隼斗のまつわる話題を追っていきたいと思います。
Contents
角野隼斗とは?
ツアー完走!!最高だった...😭 ありがとうございました!!!
Thank you for coming to our tour!!! Such an honor and pleasure playing with @marinalsop @NOSPR_official !!!#nosprinjapan #nosprontour pic.twitter.com/nseRAIuX5N— 角野隼斗 - かてぃん (@880hz) September 19, 2022
1995年7月14日生まれ。千葉県八千代市出身。
開成中学・高等学校卒。東京大学工学部卒。東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。
3歳からピアノを本格的に始め、神童として話題になる。高校時代には少しピアノからは離れ、「音ゲー」や「ロック」にはまる。
2018年にピティナ・コンペティション特級グランプリに輝く。
2021年に第18回ショパン国際ピアノコンクールに出場しセミファイナリストになる。
2022年にYouTubeの登録者が100万人を突破する。
角野隼斗の人気・実力を示すトピック・キーワード
神童と音楽一家
小さな頃から「神童」としてTV出演もしていました。
9歳の時点でショパンの「スケルツォ第1番」(音大の卒業試験に出る曲)を弾きこなし、初めて聞いた曲もその場で弾けてしまう耳コピ能力も披露していました。
まあ正直バケモノ級の才能を幼少の頃から持っていて、その要因はやはりお母様の角野美智子さんの影響でしょう。
角野美智子さんは桐朋学園大ピアノ科を経て米ニューイングランド音楽院に留学した本格的に音楽を勉強した方で、現在はピアノ教室を開いており、コンクールの審査員などでも度々名前が連なっています。
自分と同じ道に進まそうとしたわけではなく、子供の興味を優先して、それを伸ばす形で子育てしていった結果として、幼少から触れる事の多かったピアノも伸びていったようです。
角野君のあの好奇心旺盛で人懐っこい性格は納得です。
妹・角野未来さんも現在ピアニストとして活躍していて、まさに音楽一家。
異端の学歴
開成中学・高等学校卒。東京大学工学部卒。東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了。
という音楽家、ピアニストとしては異端の学歴を持っていてます。
普通の人でもここまでの学歴を辿るのは至難なのに、音楽の能力も維持したままここまで出来るのは凄すぎる。
音楽の面では「音大を出ていない」という所は気になる部分はあるらしいですが、逆に他の人には無い経歴を持っていて、その人たちと対等な実力を持っているのなら、それは強みでしかなのでは?とも思います。
ピティナ・コンペティションでの飛躍
2018年にピティナ・コンペティション特級で特級グランプリを受賞しています。
この頃くらいからピアニストとしてやっていく事を意識したようです。
現在、ピティナ・コンペティションは夏の風物詩のようになっていますが、角野君の登場以来盛り上がりを見せているように思います。
ファイナルで演奏したラフマニノフのピアノ協奏曲第2番はホントにめちゃくちゃかっこいい。
YouTuberピアニストとして
現在は100万人超えのYouTuberピアニストしても有名です。
YouTubeの一番初めの動画は2011年頃ですが、動画投稿が増え始めたのは2016年頃。
「かてぃん」はネットで活躍するときのネームで、太鼓の達人の「かっちゃん」がその由来。
自分が角野君を認識したのはいつだろうと振り返ってみた時に、おそらく「蠍火」を見た時だったと思います。
とんでもない人がいるもんだ、と見てて思いましたね。
いくつか有名な動画を貼っておきたいと思います。
「蠍火」は人気動画の一つですよね。角野君編曲で楽譜も出版されています。
ショパンの「木枯らしのエチュード」。角野君のクラシック曲初投稿曲。代名詞的な曲です。
これは動画として見ると、よりその効果を発揮する形になっているのが面白い傑作。技術も編曲も素晴らしすぎる。
ショパンコンクールの功績
最高峰のコンクールの一つである第18回ショパン国際ピアノコンクールに出場していました。
自分自身、このショパンコンクールを見始めたきっかけが角野君でした。
かなり盛り上がったと思いますし、角野君は惜しくも第三次予選までとなりましたが、日本人の反田恭平、小林愛実の二人が入賞を果たしました。
その注目度は凄まじくて、僕はリアルタイムで見ていたんですが、同接45000人はヤバすぎました。笑
その分チャット欄もお祭り騒ぎになっていましたが、クラシックがここまで注目されるのはホントに凄い事です。
彼のYouTuberとしての影響力が遺憾なく発揮されていたのが印象的でしたね。
翌2022年に名指揮者マリン・オルソップとツアーを行い、「ピアノ協奏曲第一番」を演奏していました。
これがみんながショパンコンクールで見たかった幻のファイナルを補完してくれたと思います。本当に最高です。
ジャンルレスの感性と活動
これがまさに「新時代のピアニスト」って言える部分だと思うのですが、様々なジャンルの音楽を好きに奏でることができるのが角野君の凄さ。
クラシックの素養をここまで持っていて、テクニックもあり、それでいてジャズやポップス、ひいては編曲、作曲までもこなす事が出来ます。
「Penthouse」というシティソウルバンドのキーボーディストもしていますし、フジロックに呼ばれて、その舞台でゴリゴリのクラシック曲のショパン「英雄ポロネーズ」を高らかに弾いたり、いや、もうなんか最高なんです。笑
僕自身はジャズピアニストの小曽根真さんとの関係性が熱くて、それぞれのコンサートでも互いを舞台にあげて連弾したり、リスペクトし合っているのが伝わります。
いつか二人で2台ピアノでツアーなんかもしてくれたらなと心待ちにしてます。
角野君のそんな感性も含めて、YouTubeの「厳選クラシックチャンネル」で素晴らしいインタビューが公開されています。
まとめ
新時代のピアニスト・角野隼斗。
一流のクラシックピアニストとしての実力を持ちながら、他ジャンルとの橋渡し的な存在でもあります。
紹介してきた様々な経歴、トピック、キーワードを持ってる目が離せないアーティストです。
これから彼がどんな作品を残して、どんな演奏を残していくのか楽しみで仕方ありません。