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2022年9月19日に鹿児島県姶良市の加音ホールで行われたピティナ・ピアノ・ステップに参加した感想です。

※演奏動画も撮影しました。

この日はずっと憧れていた小曽根真さんがアレンジした「We're All Alone」に挑戦しました。

まあとにかく難しくて、正直、本番でちゃんと弾けるのだろうか?と思うほどでしたが、笑

なんとか通して弾くことができました。

この曲を人前の舞台で弾けたのは幸せでした。

それでも反省も多くて、この本番が第1歩かなとも思っています。これからが勝負。

台風が直撃した影響で、中止にはなりませんでしたが、講評の先生が変更になったり、時間がずれたり、予定のホールじゃなかったりと、そんな中での開催になりました。

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本番当日までの過程・練習

 

小曽根真さんがアレンジしたボズ・スキャッグス作曲の「We're All Alone」を練習し始めたのが2022年3月でしたが、このステップに出るつもりで練習、準備してきました。

約半年ほど。

ついに念願のこの曲が弾けるんだとやる気も最高潮。

この曲を弾く前に、小曽根真さんの曲を3曲(「Reborn」、「Asian Dream」、「She」)弾いて慣れを準備しておくという念の入れよう。笑

ただ、実際始めるとかなり難しくて中々譜読みや練習が進まなかったんですね。泣

多彩な音で単純な繰り返しなどは全く無く暗譜も時間が掛かり、技術的に難しい箇所(10度の和音やクロマチック 、スケール的な早弾きフレーズなど)で時間を取られてしまって、半年ほどあった時間でも地に足がついた演奏が出来るという所まではいけませんでした。

これ本番で弾けるんか?と何度思ったことか。

それでも参加を辞めるって選択肢は何故かありませんでした。(おいっ笑)

そんなこんなで練習を続けて、この「締め切り効果」ってやつは凄まじいなと思いましたね。なんとか形になった。まだまだだけど通せるようになりました。

ただ不安要素も結構あって、速く弾くクロマチック的なフレーズが出来たり出来なかったり、正直本番で出来るかは一か八かみたいな感じでしたね。

演奏時間も気持ちの入れ具合で結構変わってきてしまったり(浸り過ぎると結構長くなっちゃう笑)、サビがどうしても気持ちが入ってしまって、その感情で若干暗譜が飛びやすくなったり、もはや感情との勝負もあったり。笑

今回も本番前にグランドピアノを借りて練習したりして準備をしました。ストリートピアノでリハーサル的な度胸試しは出来なかったのですが、家で本番を想定して通しの録音を行ったり出来たので、その辺はまあボチボチやれたのかなと。

あとは神のみぞ知るという感じで本番を迎えました。

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本番当日のエピソード・演奏した感想

台風の影響が思わぬ事に

 

当日のエピソードとしては、「台風14号」が一番の心配のタネでしたが、開催される旨と変更事項のメールがピティナから届いていました。

演奏時間が少しずれるという事と講評者の先生が変更になる事、そして、

演奏するホールが小ホールから大ホールへ変更

という事。

まさかの展開でこりゃあ「棚から牡丹餅」と言ってしまっていいのか、なんと大ホールで演奏する事になったんですね。

300席の小ホールから約800席の大ホールなので、ものすごく嬉しかったですがちょっとだけ緊張が増しました。笑

この日はアンサンブルの組が沢山あって、その人たちからすれば物凄い恩恵だったんではないかなと思います。

本番当日の演奏した感想

 

元々、最後から2番目の演奏順だったんですが、台風の影響で最後の演奏者の方が参加されなかったため、

トリになりました。笑

憧れの曲を弾いた日

という事で、本番当日の演奏について語ってみると、

まず改めて思ったのは、自分は周りの上手い人にあまり左右されないな、というのは思いました。

こうゆうところは図太いのかな。笑

自分の前にショパンの「ピアノ・ソナタ第3番第1楽章」を弾いた方がいて、めちゃくちゃ上手かったんですよ。

それでも「すげぇ〜!!」とは思ってても、比べて「自分なんて...」とはあまり思わないというか。

そこは収穫かな。

弾き始めは割と上手くいったのかなと思います。最初は大事なんである程度こだわって練習していましたから。

それでも弾いていて「スタインウェイってめちゃくちゃ歌うじゃん!」と、響き美しさを感じつつも、自分が思った以上の音が鳴るもんだから戸惑ったのが今回。

全体通してあまり鳴らさないで、添える程度で鳴らす音も結構出てしまって、そこのコントロールの甘さが露呈した感じで、ここは修正していきたい。

まあ曲の音がかなり多彩なもんだから、そのコントロールもめちゃくちゃ難しいんですけどね。小曽根さんは指1本1本に脳みそが入ってるのかな?笑

最初こだわっていたところが過ぎて、ふぅ...と安心して次に行くフレーズをたっぷり歌っていたら、

飛んだ。

という事が起きました。

これは前回、「She」を弾いた時にも起きた現象で、「こだわっていた所を過ぎると安心してその次が飛ぶ」という現象。

ここは練習してても間違う、飛ぶ場所じゃないんですが、これは本番での安心感の副作用ですね。笑

これは克服していきたい点です。

そして中間に差し掛かって、本番まで不安だったクロマチック的な早弾きフレーズの箇所がやってきます。

ここがですね、思ったよりも上手くいったんですよね。

弾いている間は夢中で、少しミスもしていたので、上手くいってる!という感覚はあまりなかったのですが、後で動画を見返してみたら、中々に上手くいってるではないか。笑

トリルも割と綺麗に入ってるし、響きに助けられている部分もありますが、上手く流れてる。

やはりまだ速いフレーズに関しては苦手意識があって、まあしっかり指練しろよって事なんですが、

これはちょっと自信になりました。

そこからちょっと落ち着く箇所に突入するのですが、ここがあまり上手く弾けなかった印象です。

少し、ケアレスミス的に隣の音を触ってしまうみたいな事が続いていて、ここでもそんな感じが続きあまり流れが良くなく、もっとボリュームを下げて「p」、「pp」の音で行きたかったのだけどちょっと大きくなってしまったのかなと。

やはりコントラストをしっかり出したいなと思うんですよね。

これはピアノの先生とも話していた事なんですが、やはり「p」、「pp」などの弱音は難しいという事。

ピアニストの評価で良く弱音が美しいというものがあると思いますが、その通りだと実感しました。

これは大きな課題かなと思います。

サビに関しては盛り上がっていくところは、なんとか感情をセーブしつつ冷静に弾けたのかなと思います。

ちょっと勿体無いところでのミスタッチもありましたが、想定内で、勢いを失わずに弾き直したりしなかったのでまだ良かったかなと。

最後の締めに向かっていくところではやはり弱音が課題。

力の加減をもっとコントロールできるようにならないといけません。

全体としては課題も多く残りましたが、思ったよりも上手く弾けた箇所もあり、全体としては割とまとまった演奏になってたのかなと思います。

今までは上手くいかなかったところばかり目がいって、それで「全部上手くいかなかった」みたいになってましたが、やはりフラットに上手くいったところも見るのが大事だと思いました。

そして何より、この憧れていた曲を弾けて幸せでした。

講評と継続表彰5回について

 

講評が後日届いて(現在はこのご時世なので郵送になっている)、見てみたらどの先生方もポジティブな事を書いてくださっていました。

クラシック曲が多い中でのこの選曲は講評もしにくかったかもしれませんが、やはり客観的にしっかりと聞いてもらえるのは素晴らしい経験です。

そして今回でステップが5回目になり継続表彰となりました。

記念品とプログラムに名前が載る特典付き。

 

とあるキッカケで参加したピティナ・ステップでしたが(一番最初もこの姶良での参加)、なんとか積み重ねが出来てきました。

実はこの5回以上舞台を踏んだ人向けに開催される特別なステップを発見したんですね。

宮崎県民文化センター(メディキット県民文化センター)のアイザックスターンホールでのステップ。

これは完全にプロ仕様のホールで自分もコンサートを聴きに行った事のある凄いホールです。

まだ予約できたわけではないのでなんとも言えませんが、参加したらまたその様子を書いてみたいと思います。

めちゃくちゃ楽しみ!!

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まとめ

まずは台風の影響で大変な中、開催してくださったスタッフの皆様に感謝。

そしてこの曲を弾けて幸せでした。

反省も多いですが、やはり趣味でやっている中での醍醐味はこれだよなと再確認させてもらいました。

これからも少しでも本番経験を積み重ねていければなと思っています。

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