亀井聖矢『ピアノ・リサイタル』鹿児島公演の感想!ショパンとリストの最高すぎるプログラム【鹿児島市民文化ホール|2024.01.15.】
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2024年1月15日(月)に行われた亀井聖矢「ピアノ・リサイタル」鹿児島公演に行ってきました。

会場は鹿児島市民文化ホール(川商ホール)の第1ホール。

若手でかなり注目していたピアニストだったので、鹿児島来ると知った時はすぐにチケットを取りました。

生で聴くとどんな印象を受けるのか、かなり楽しみにしていたリサイタル。

そんなリサイタルに行くまでの経緯や当日の感想を書いてみました。

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曲目

  • ショパン:ワルツOp.34(全3曲)
  • ショパン:舟歌
  • リスト:巡礼の年第2年「イタリア」よりダンテを読んで−ソナタ風幻想曲
  • ショパン:「お手をどうぞ」の主題による変奏曲
  • ベッリーニ=リスト:「ノルマ」の回想
  • リスト:ラ・カンパネラ(アンコール)
  • ショパン:英雄ポロネーズ(アンコール)
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亀井聖矢『ピアノ・リサイタル』鹿児島公演の感想

ショパンとリストの大曲を堪能できる弾き比べる形でのプログラム

亀井君は少し前から知っていて、日本音楽コンクールやピティナ、そして最近のロンティボーでの活躍は素晴らしいですよね。

非常に手が大きいというのもあり、超絶技巧の曲を得意としてる印象もありました。

生で聴くとどんな印象なのか、非常に楽しみにしていました。

このホールは昨年の11月にクリスチャン・ツィメルマンのリサイタルがあって、これから世界に羽ばたいていく若手の演奏をこうやってその流れで聴けるのはなんて素晴らしいことだろうと。

プログラムは事前に数曲発表されていましたが、当日にショパンのワルツと舟歌が加わっていてめちゃくちゃ嬉しかったですね。

本番が始まり、本人登場。

思っていたよりもすらっとしていてスタイリッシュな印象を受けました。

若干22歳ですがもはや百戦錬磨の風格です。

ショパンのワルツから始まりましたが、最初の1音からハツラツとした印象で力強くリズミカルに入って行きました。

素晴らしいワルツ3曲の次は「舟歌」。

結構ためて歌う感じで、コーダの部分は派手に盛り上げるというよりは丁寧に弾いてフィナーレに重きを置いた形の演奏という印象を受けましたが、亀井君の歌心を堪能させてもらいました。

本当に大好きな楽曲だったので聴けて本当に良かった。

そして前半の最後はリストの「ダンテを読んで」。

規模の大きい作品であり難曲ですが、もはや何ももたつくことなく表現して弾き紡いでいました。

後半はショパンの「「お手をどうぞ」の主題による変奏曲」から。

この曲はショパンコンクールでブルース・リウが弾いて話題になりましたが、かなりの難曲。

続くリストの「「ノルマ」の回想」も同規模ほどの作品で超難曲。

どちらもオペラの楽曲でMCでもこの同時代に生きた二人のピアニズムの違いを感じて欲しい、と言っていましたが、こんなえげつない曲を並べてその技巧を遺憾なく発揮して弾いてる様は圧巻でした。

最後の「「ノルマ」の回想」に関しては、アンコール前のMCで特に後半は入り込んで、かなり気持ち良く弾けたということを言っていて、聴いている方もそれは非常に感じました。

やはり惹きつけられる演奏はそういう入り込んでるエネルギーみたいなものを感じますね。圧倒的でした。

まさに前半も後半もショパンとリストの楽曲、ピアニズムの違いを示すように同規模ほどの作品をそれぞれ並べて(前半のショパンはワルツと舟歌で1つという感じかな?)聴き比べられるプログラムで素敵な演奏を聴かせてもらいました。

選曲も中々に良い感じというか、ちょっと渋い感じも良かったですねぇ。

アンコールは「ラ・カンパネラ」と「英雄ポロネーズ」

カーテンコールを経てアンコールに突入。

MCが入り、最後に1曲リストの曲を...となって、これは来るかなと思ったら弾いてくれました「ラ・カンパネラ」。

いや〜もうこの曲まで聴けてしまったら最高でしかない。

こんな最後の最後でこんなに軽やかに、一切のもたつきもなく、淀みなく流れていく技巧が凄すぎた。上手すぎだろ...と思い迎えたフィナーレも決まり過ぎてたな。これは憧れるって。

これはもう満足と思ってたら、再び登場して鳴り止まない拍手の中、人差し指を立てて「あと1曲(笑)」と弾き始めたのがショパンの「英雄ポロネーズ」。

これにはお客さんも「おぉ〜」と声上げてましたね。笑

いやもうこの2曲ってある種ピアノをやっている人(プロは別かもしれないが)の中の憧れの曲2トップじゃないかと。

自分もピアノを始めてあまりクラシックも知らない時でしたが、この2曲は憧れの曲でした。

なんか初心に帰らせてもらったような、純粋に憧れる気持ちとか好きな気持ちとか思い出させてもらえたような気がしました。

アンコールはプログラム中の少しメッセージ性もある楽曲の雰囲気とは打って変わって、ファンサービスも込められたエンタメ感、お祭り感を感じて、本当に純粋に楽しめたと思います。こうゆう熱狂もやっぱり必要だよねと思わせてもらいました。

マジで最高だった。

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おわりに

亀井聖矢『ピアノ・リサイタル』鹿児島公演の感想を書いてみました。

若者ならではの瑞々しさ、躍動感もありつつ、選曲されたメッセージ性の高い楽曲から表現者としての片鱗も存分に感じたようなそんな演奏を聴かせてもらいました。

いや、にしても上手かったなぁ。あんだけ弾けたらホントに気持ちいいだろうなと。

まだ22歳。これからまた変化していくのでしょうし、素晴らしい演奏を生み出していくと思います。

次のショパンコンクールは出場するだろうなと勝手に思ってますが(笑)かなり応援してます。

今後の活躍を祈りつつ、またリサイタル、コンサートがあれば足を運びたいと思います。

それとMCで鹿児島は初めてで、黒豚を食べたいと言っていたのでちゃんと食べれたのだろうかと。笑

鹿児島を少しでも堪能してくれてたら嬉しいなと。

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