第18回ショパンコンクールの覇者、ブルース・リウが弾いたジャズアレンジの「エリーゼのために」が非常に面白かったので紹介したいと思います。
最近ではアンコールピースになりつつある?ようですが、実はこのアレンジ、元ネタがあるんです。
しかも楽譜も売っているんですよね。
弾いてみたい!!って思うのは自分だけじゃないはず!
その辺も含めてこのアレンジに関しての詳細・元ネタについて書いてみたいと思います。
ブルース・リウが実際に弾いたジャズアレンジの「エリーゼのために」
自分がこの曲を知ったのが「18th Chopin and his Europe International Music Festival」でした。
と言ってもリアルタイムで見ていた訳ではなくて後日知ったのですが。笑
ショパンコンクールのチャンネルで配信されたもので、他にも反田恭平、小林愛実、ガジェブ、ケイト・リウなどの入賞者も参加していました。
その中でブルース・リウはアンコールでこの曲を披露してくれました。
何を弾こうか?とおどけて見せて、少し考えてから弾き始めました。
いやもう当たり前なんですが、あまりにも上手すぎてかつ軽やかで爽快感抜群でしたね。そして彼の、こういう場でジャズを弾いてくれる感性。最高です。更にファンになりました。
元々ブルース自身、ジャズを良く聴くそうで、尊敬するピアニストの中にキース・ジャレットがいるのも納得です。
このフェスの他にも以前に何かしらのコンサートのアンコールで弾いたという情報や、2023年の来日公演の東京オペラシティで「エリーゼのために」を弾いたらしく、アンコールピースになるつつようですね。
スタンディングオベーションに
アンコール4曲目。
何を弾こう…と、しばし考え
エリーゼのためにを弾きだしたら
客席から笑い声。そこからラグタイムのエリーゼが繰り広げられ、拍手喝采で終了。
いや~、素晴らしかった。✨#ブルース・リウ— にゃん (@pianoesdur) February 26, 2023
元ネタはイーサン・ウスランのアレンジ
このアレンジの元ネタはイーサン・ウスランというジャズピアニストのもの。
「ラグタイム」のスタイルを積極的に演奏している方で、エリーゼのためにを聴いた時も思いっきしストライドかましてきたりで時代を感じていたのですが、そうゆう事でした。
どうやらコメディもやっているということで非常に遊び心があるというか、楽しませてもらえます。
楽譜は彼のホームページで販売されています。
簡単ではありませんが、弾いてみたい方はぜひ!!
ホームページ【ETHAN USLAN/Fur Elise in Ragtime】