妹尾武とは?ゴスペラーズの『永遠に』やアニメ『ARIA(アリア)』の劇伴などで知られる作曲家・ピアニスト
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今回は「妹尾武(せのおたけし)」というピアニストを是非紹介してみたいなと思いまして書いてみました。

妹尾さんはあまり表立ってフューチャーされる事は少ないかもしれませんが、様々な作品を生み出していて、そして携わっている素晴らしい作曲家でありピアニストなんですよね。

ゴスペラーズに提供した、J-POP史にも残るであろう名曲「永遠に」、個人的にも大好きなアニメ「ARIA(アリア)」の劇伴の作曲など様々。

そしてやっぱりピアノオタクとしては注目してしまうピアノ・ソロ作品。これがまたね、たまらんのですよ。よだれジュルジュル(表現がちょっと生々しくてきもい。でもリアル。)

優しく、そして哀愁あるピアノを奏でる妹尾武の経歴と魅力的な作品や活動をピックアップしてお送りしたいと思います。

ピアノが好きならきっと気に入ってもらえるハズ!

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妹尾武の経歴

1969年12月26日生まれ。兵庫県芦屋市出身。

兵庫県の私立甲南中学校・高等学校から桐朋学園大学音楽学部へ進学、卒業。

細野晴臣監修のオーディションで作品が評価され、その作品がコンピレーションアルバムに収録されたのをキッカケにプロ活動を開始。

ゴスペラーズの「永遠に」が大ヒットし代表作の一つになる。チェリスト・古川展生、尺八奏者・藤原道山の二人と共に「KOBUDO -古武道- 」としても活動している。

ゴスペラーズの他に、高橋真梨子、平原綾香、夏川りみなどに楽曲提供、谷村新司、松任谷由実、小沼ようすけなどのレコーディング、コンサートにピアニストで参加など。

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妹尾武の魅力と主な活動・作品

ゴスペラーズの「永遠に」の作曲者

楽曲を提供している歌手も多数いますが、特に有名なのはこの曲でしょう。

歌の作曲者はあまりフューチャーされませんが、この曲の作曲者がピアニストと知った時は震えましたね。嬉しくて。笑

2000年にリリースされたこの曲は、44週チャートインするというロングランを記録しました。いやもうねめちゃくちゃいい曲。

制作秘話として、この曲は阪神淡路大震災の後、親しい友人を亡くして打ちひしがれていた時に、趣味のラグビー観戦で神戸製鋼の林敏之さんの引退試合が終わった時にサビのメロディーと「あなたの風になって」というフレーズが降ってきたそう。その後、そのサビ以外が生まれず難産で数年して完成したみたいです。

ゴスペラーズが歌うアレンジは、後にグラミー賞を受賞してR&Bの大物プロデューサーになるBrian Michael Cox。妹尾さんもレコーディングの現場に立ち会い、ブライアンとやり取りをしながらこの曲は完成を迎えたというエピソードがあります。

雨の音から始まるしっとり感、そしてこの「永遠に」は「Forever love」に英訳されていることから、その言葉の裏を読むとまたなんとも哀愁ある曲だなぁとか思ったり...

とかなんとか、いや〜なんか色々と思いが溢れてきてしまうのでこの辺にしときます。笑

歌物として有名だけど、自分の中ではピアノ曲としても大好きな曲。絶対ピアノで弾いたら綺麗な曲だろうと思っていたら、妹尾さんご本人がしっかりとピアノ・ソロで弾かれていました。もうね、最高。

この方のピアノ演奏がとても素敵で印象的だったので載せておきます。

それから「Little Glee Monster」のカバーでも有名なこの曲。ゴスペラーズの珠玉のUnplugged Ver.と共にリンクを置いておきます。何回聞いてもたまらねぇ...

ゴスペラーズに関しては他にも「氷の花」の作曲も妹尾さんで、「星屑の街」のピアノ・ソロカバーもされています。

アニメ「ARIA(アリア)」の劇伴を担当

映画、ドラマ、CMにも楽曲提供を行っていますが、紹介したいのがアニメの「ARIA(アリア)」という作品。

ジャケットを見る限りは、可愛い女の子に萌え萌えするって印象を持つかもしれませんが(そんなことないか笑)、

1話完結の日常を素敵に切り取った心温まる癒し系のアニメ。

原作漫画がありアニメも2005年のテレビアニメから2021年の劇場版まで放映された人気シリーズ。

このシリーズの劇伴に「Choro Club feat.Senoo」名義で参加しています。

個人的にこのアニメが好きってのもありますが、音楽もかなりのお気に入り。

そしてサウンドトラックとは別に、実は「ピアノコレクション」もあるんですよね。

主題歌「ウンディーネ」の作曲者でもある作曲家でピアニストの窪田ミナさんと二人で劇中の曲をしっとりと弾きあげています。

ピアノコレクションとかマジでたまらねぇ。笑

日常に寄り添う音楽がピアノ・ソロで、ともすれば「ヒーリング音楽」と言っても過言でないくらい素敵でしっとり奏でられて彩りを加えてくれています。

「男はつらいよ」にちなんだ「港めぐりツアー」

妹尾さんは映画「男はつらいよ」の大ファンで、フーテンの寅さんにちなんだ「港めぐりツアー」を毎年行っています。

こういう哀愁というか、妹尾さんの思想というかそういうものが伝わってきて味わい深いですよね。その土地の風土をふらっと感じに来るじゃないですけど。

単なるツアーじゃなくて、自分の好みを反映させてこだわったツアーなんてたまらないだろうなぁ。男のロマンが詰まってる。

この「港めぐりツアー」の定番の会場としては、

  • 山手ゲーテ座(神奈川)
  • 旧門司三井倶楽部(福岡)
  • 旧香港上海銀行長崎支店記念館多目的ホール(長崎)
  • 神戸市立布引ハーブ園(兵庫)

いつか鹿児島にも来て欲しいですね。海の近い桜島が望める会場でぜひ!!

楽譜集の「SENOTE」がおすすめ

楽譜愛好家(自称)の自分にとってはたまらない一冊!すっげーオシャレな楽譜集。もはや飾っておきたい。

写真がふんだんに収録されていて、今までの作品から珠玉のピアノ作品が収められているフォトブックの側面もある、ピアノ好きの人にはおすすめしたい楽譜集ですね。

ベスト版的な楽譜集でかなりこだわったんだろうなぁと思いますので、ここに収録されている1曲1曲大切に弾いていきたいと思います。

収録されている曲は、

  • 夏の旅絵巻
  • 材木座海岸
  • 海に続く道
  • 蒼茫
  • 永遠に
  • 生命の光
  • Sweet Little Lies -Prologue〜Sweet Little Rain
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おわりに

妹尾武さんの魅力や主な経歴・活動・作品などを紹介してみました。

ホントに魅力的な作品が多いので、有名な歌曲だけじゃなくピアノ作品もぜひ聴いて欲しいなと思います。

 アルバム

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