ドラゴンボールの最新作映画「ブロリー」を見に行ってきました!
マジでブロリーの強さには痺れる内容でしたし、少しドラマティックなストーリーに半端ないバトルシーン。そしてコメディ要素もしっかり入っていました。
そして何よりも「ドラゴンボール」をこうやってまた見れる幸せを噛み締めて見ていましたね。これが一番だと思います。
マジで歴代最高の映画になっていると思います!
もう30歳になりますが、小学生の時に初めてドラゴンボールを読んでワクワクした気持ちは今も変わりません。ということは精神年齢が、スラムダンクの安西先生の「まるで成長していない」なんだけども。笑
でもそれでいいのです。ワクワクできる気持ちって絶対大事です。
っと話がそれましたが。笑
原作や過去の作品との矛盾点などもありますが、僕は全然気になりませんでしたし、かなり楽しめました。そもそも、設定の違いがあれど楽しめるのがドラゴンボールなのかなと。
ただ、映画の内容で不満といいますか、贅沢な不満といいますか、もうちょっとこうして欲しかったなぁ、偉そうにすみません、でももうちょっと...という部分もありましてそれについても書いてみようかと思います。
「ブロリー」のネタバレ・感想をお送りします!
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ドラゴンボール超「ブロリー」のネタバレ・感想
ブロリーが公開された翌日の12月15日に、鹿児島ミッテ10に見に行きました。21時50分からのレイトショーでしたのでそんなにお客さんも多くなかったですね。
今回は「IMAX」で鑑賞しましたが、迫力が凄かった。特に後半の戦闘シーンは凄まじい迫力でしたね。
入場の時には特典として、クリアファイル、トレーディングカードを貰えました。
ストーリーと登場人物がドラマチック
今回の映画はドラマチックになっているというのは、映画公開前から言われていて、予告編でも公開されていました。
話は41年前の惑星ベジータから始まって、ベジータ王、パラガス、バーダック、フリーザなどが登場しています。
ここでは、「親バカ」な部分が垣間見れましたね。
サイヤ人なので、荒々しい部分はあるのですが、それぞれが自分なりに息子のことを思っていて、でも現実は厳しく、上司みたいな存在(フリーザ、ベジータ王)にパワハラまがいのことをされて、それぞれが厳しい生き方、境遇に追いやられます。そして、彼らの息子たちもそれぞれの生き方を歩むことになります。
特にバーダックとギネ夫婦のところは感動的でしたね。ギネの声がチチと一緒の渡辺菜生子さんで、尚更でした。バーダックも決して家庭を顧みていたわけではない感じでしたけど、死ぬかもしれないと危機感を感じて子供の事を案じて逃すところは泣きそうになりましたね。
今までの作品からすると、かなり人間臭くなっていて、非常に共感できました。なので尚更、惑星ベジータを木っ端微塵にしたフリーザはやっぱり悪い奴ですよ。笑
とはいえ、フリーザはスーパーサイヤ人を恐れて惑星ベジータを吹っ飛ばした感じになっていましたが、元はといえばビルス様が壊しとけと言ったはずじゃ...その設定ではなくなったのかな?笑
構図としては、
ベジータ王→フリーザが鬱陶しい→フリーザに殺される
バーダック→フリーザを怪しんでいる→フリーザに殺される
パラガス→ベジータ王を憎んでいる→後々、フリーザに利用されて殺される
という感じ。
みんななんだかんだ中間管理職みたいな感じで大変なんですよね。(苦笑)ここら辺がまた共感ポイントになっていました。
以前の「神と神」では、ベジータがビルスに対して「楽しいビンゴ!」をやってしまってましたが、あれもまた守るべきものがあるからであって、今回の親父たちの大変さに通ずるところがありましたね。
ブロリーがマジで良い奴
ブロリーがマジで良い奴なんですよねぇ。
育った境遇は過酷で、その潜在能力の高さからベジータ王に辺境の星、惑星バタラに飛ばされて、その星から脱出出来ずにそのまま41年そこで過ごします。人とのコミュニケーションは父親とだけなので、かなりピュアなハートの持ち主です。
しかし父親のパラガスはベジータ王に復讐するためにブロリーをスパルタで教育して、暴走しそうになる時のために電流が流れる首輪をして無理やり押さえ込んでいたりしたので、かなり精神的に不安定な部分も持ち合わせていました。
41年後のブロリーを見た時は、こりゃあターザンみたいだな、なんて思って見てましたが。笑 にしても41年と言う時間はマジでヤバイw
ブロリーとパラガスを発見したチライとレモが良き理解者として、ブロリーに寄り添うようになるのですが、この二人はキーマンになりましたね。
力が強いわけではなくて、平凡な存在ではあるけど、ブロリーを利用しようとするわけでなく、ブロリーを人として見てくれる重要な2人です。
ブロリーがお父さんを悪く言うのは良くないと言ったり、惑星バタラでの怪獣・バアとのエピソードは切なくて、あぁ、これはもう過去作品の「俺は悪魔だ!!」と言っていたブロリーでなくて、なんとも憎めない、ピュアな人物として描かれています。
今回のドラゴンボールの願いが「ブロリーを惑星バタラに戻してほしい」というものでしたが、これはブロリーがホントは良い奴だからとチライがフリーザを裏切って叶えました。
バタラは決して良い環境ではありませんが、ブロリーにとっては41年住んだ故郷ですからね。
誰かのためを思ってドラゴンボールを使うって、素敵やん。
悟空もブロリーを気にかけて映画の最後に会いに来て気にかけるくらいの人物になっていました。
悟空が名前を聞かれた際に、孫悟空、それからカカロットとサイヤ人での名前を答えるくらいシンパシーを感じていたのかなと思います。
非常に共感ができる人物になっているのが、かなり魅力的です。
最近はストレス社会ですし、ニュースなどで親の虐待やキレやすい人が増えているなどの報道をよく見かけますが、その辺のことも考えさせられるような内容でした。
パラガスはブロリーへの愛情を持ってはいますが、そこには歪んだものもありますし、その影響で、戦いたくないのに戦ってその衝動を抑えられなくなってしまっているのは、やはり悲しくなります。
バトルシーンが凄まじい
最大の見所はバトルシーンです。
パラガスの「行けぇ!ブロリー!!」の合図で戦闘が始まるのですが、そこからは怒涛のバトルが始まります。
まぁとにかくブロリー強すぎ。笑 圧倒的に強いブロリーは健在ですね。
最初は手こずっていますが、対応力が凄すぎて、悟空やベジータのスーパーサイヤ人、ゴッド、ブルーに対応していきます。
パラガスがブロリーは大猿になった時のパワーを平常時でも発揮できるようになっていると明かしていますが、にしても強すぎる。笑 まあそもそも生まれた時の潜在能力が高すぎますからね。
ちょっとドラゴンボールGTのスパーサイヤ人4みたいですよね、この設定は。
僕が個人的に気に入っているのが、スーパーサイヤ人ゴッド(赤髪)です。
ベジータのゴッドへの変身は初めてでしたし、変身するシーンや佇まいがクールでしたよね。悟空のゴッドも、技がかっこよくて、あんな金縛りみたいな技できるのか!と興奮していました。
長峯監督もそれぞれの変身のシーンにはこだわっていたみたいで、かっこいい仕上がりでした。
ベジータのギャリック砲やブロリーの景色が変わるエフェクトなど過去の作品のオマージュもあったのも良かったですね。今回の氷の大陸での戦闘ですが、「ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人」を思い出します。この時も氷の大陸で3人のスーパーサイヤ人が躍動しますが、この作品も関係しているのか...な?
そしてお待ちかねのゴジータ登場!
劇場版では「ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ」以来23年ぶりでした。
やはりここで、ベジータが嫌がる、フュージョンが失敗するというお約束がしっかりと描かれていました。笑 ベジータの嫌がり方がマジでコメディで笑えましたね。
フュージョンの失敗で、デブの「ベクウ」が登場。過去の映画ではベクウの活躍!?がマジで笑えたので、そこも描いてもらえるともっと面白かったかもしれませんが。
教える役にピッコロというのは、原作の魔人ブウの時にトランクスと悟天を教えたからですが、ピッコロらしい登場でした。その間、フリーザがボコられているっていうのがまたw 2回は失敗しているので最低でも1時間はやられていることになりますからね。
ゴジータはいちいち戦い方がかっこよすぎます。技もイカしてますからね。
でもブロリーもブロリーで、あれだけゴジータの攻撃くらって耐えられるのはちょっとイかれてるだしょ。笑悟空とベジータがあれだけ修行してきたのがなんだったんだと思うくらいのぶっちぎった強さでした。
悟空も最後にビルス様より強いって言っちゃってましたからね。
演出もすごくて、絵が90年代っぽい感じ、ブロリーの主観の映像に切り替わったり、スピード感、声優さんの奮闘ぶりが光りましたね。
戦闘シーンは間違いなく今までの作品を凌駕しているものになっていると思います。
贅沢な不満点
設定の違いがあれど楽しめるのがドラゴンボールと言っといてなんですが。
最高の映画だったのですが、もうちょっとこうして欲しかったかなぁという贅沢な不満です。偉そうにすみません。良いところばっかり挙げても、ねぇ?笑
バーダックの「たったひとりの最終決戦」との比較
昔のバーダックは仲間を大切にしていて、その思いを背負ってフリーザに立ち向かうという「たったひとりの最終決戦」という名作があります。
今回のバーダックは、以前のバーダックに比べて家族思いな一面がありましたね。そこはすごく感動しましたね。
でもフリーザにやられるシーンがあっさりとしていて、もう少し尺を取って立ち向かうシーンが見たかったなぁと思いました。
だって「たったひとりの最終決戦」の話の流れと、「これで最後だぁ!!」がかっこよすぎたのでそれをちょっとでも見たかったなと。
そりゃあ100分に納めないといけないので難しいとは思いますが、かなりあっさりだったなと思いまして。
ゴジータの「復活のフュージョン」との比較
今回のゴジータも文句なしにかっこよかったのですが、昔の「復活のフュージョン」の時のゴジータの無敵感にはちょいと及ばなかったかなと。
昔のゴジータはあまり饒舌ではなくて、技の繰り出し方も佇まいも圧倒的強者感が出ていました。音楽もめちゃくちゃかっこよくて、全てがマッチしている感じでしたからね。
相手がブロリーですから難しいと思いますが、あの圧倒的な感じを見てみたかったという、贅沢な不満です。笑
なんならフュージョンの失敗のベクウのふざけっぷりも見たかったなぁ。あれには本当に笑わせてもたいましたから。
まとめ
今回の映画「ブロリー」は、
●ストーリーと登場人物がドラマチック
●ブロリーが良い奴
●バトルシーンが凄まじい
と見所満載で最高の映画でした。あの迫力は是非とも映画館で見た方が良いです!
僕はおそらく何回か見に行くかもしれません。笑
にしても、フリーザは相変わらず悪いやつで、パラガスを利用したり、最後にはどこかの星をがっつり制圧していたりしていましたが、ベジータに対して「彼も色々修羅場をくぐっていますから...」なんてコメントしていたり、アニメの力の大会を見てしまっているせいか身内感が凄かったですね。ドラゴンボールで叶えようとしていた願いはかなり笑えましたし。笑 良いキャラしてました。
今回の映画の終わりからしても、ドラゴンボール超の続編があるかもしれないとの話も以前からありましたし、続編期待したいですねぇ。
なんにせよ、映画「ブロリー」最高でした。