牛田智大『オール・ショパン・プログラム』リサイタルの感想!ショパンコンクールの前哨戦を聴きに【谷山サザンホール|2021.07.03.】
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2021年7月3日に牛田智大君の「オール・ショパン・プログラム」リサイタルに行ってきました。

当然、その後に控える「ショパンコンクール」に予備予選無しで出場するのは知っていて、かなり楽しみにしていたリサイタル。

ピアノを趣味ではやっているのですが、クラシックはこのご時世になってからしっかりとハマりだしたので、今まで好きなバンドのコンサートなどにはよく行っていても、ちゃんとしたクラシックのコンサート(リサイタル)は今回が初めてでした。

初めてがショパンコンクールに出場する注目の若きピアニストってまた贅沢な限り。

とは言え、曲についてしっかりと語るまでの教養はありませんので、どんな雰囲気だったか?とか気になった曲なんかの感想ををゆる〜く書いてます。

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曲目

牛田智大「オール・ショパン・プログラム」リサイタル感想

この日は雨模様。

会場の谷山サザンホールは初めてなんですが、途中の道が結構込むのは知っていたので少しだけ早めに家を出たつもり...でしたが、甘かった。笑

やはり途中で進みが悪くてギリギリになってしまいました。しかも会場専用の駐車場も満車で少し離れた駐車場に止めて、ホントにホントのギリギリ、開演2、3分前とかでしたw

なんとか無事に間に合ったんですが、席に座って(席はかなり前目の右側)思ったのが、

女性がめちゃくちゃ多い。笑

多分、7:3、いやもしかしたら8:2で女性が多かったような気がします。やっぱりあの甘いマスク、王子様オーラで女性ファンは多いのでしょう。当日券が残っていたかは定かではないですが、少なくともネットでのチケットは完売していました。凄い人気。

自分は前から名前は知っていました。10代前半くらいから結構有名でしたもんね。まさかショパンコンクール前に我が地元・鹿児島に来てくれるなんて思いませんでしたが、これも遠いポーランドに行くことへのシュミレーションも兼ねてるのかなと思ったり。(そんなことないか笑)

隣の奥様も「大きなって...」なんてお隣さんと会話していましたが、それこそ親心を持って見守っている人も多いのかなと、来ている女性の年代的にも思ったりしましたね。

今回の曲目は当初予定されていたものから変更がありました。

ノクターン7番→ノクターン8番

バラード4番→バラード3番

ワルツ5番が追加

という感じで変更が。

バラード4番はめちゃくちゃ楽しみにしていたのですが、バラード3番に変更で、いや、もう3番も最高!とバラード大好きな自分としては全然気にならなかったです。むしろ3番弾いちゃって女性の方はメロメロになっちまうんじゃないか、とも思ったりw

バラード4番はもしかしてショパコン本選でのとっておき...なのかな?

今回聴いてみて気になった曲は「幻想曲」、「バラード3番」、「前奏曲」、「舟歌」。

「幻想曲」は今まであんまり聴いてこなくて、それこそユリアンナ・アヴデーエワやケイト・リウなんかの動画をみて予習したのですが、まだまだ自分には不思議な感じがする曲です。でもこうゆうキッカケで聴く曲が増えていくのは自分としてもありがたい限り。牛田君の演奏を聴いていて、いや〜これだけ長い大曲をこんなに立派に...(あんまり聴いてない曲の感想がアレ。笑)2曲目でこれだけの大曲でしたので率直にそう思いました。これからもっと色んな人の演奏を聴いて深めたいと思っってます。

「バラード3番」は本当に牛田君に合っているような、優しくて華やかさがあり、でも途中から激情的な盛り上がりを見せる様が萌えポイントだったかなと。最後は悲劇的な終わりなんて言われてますが、バラードの中では一番こう、陰の部分が少ない優しく華やかな曲調がもうね、たまりません。笑)なんも偉そうなことは言えませんが、牛田君は正統派な、クセの少ない(個性が無いという事ではなく)演奏をするのかなという印象を持ちました。バラード4番を解禁したという話を聞いていましたので聴いてはみたかったのですが、4番は4番でちょっと人生を感じすぎてちょっとだけ憂鬱になるというか、いや好きなんですよ、めちゃくちゃ大好きなんですけどね。若い新進気鋭の牛田君からはまだそんな人生の陰りの部分は聴かない方がいいんじゃないかとか思ったり(何じゃそりゃw)ショパコンで披露されるかは分かりませんが、今後、年齢を重ねた時にじっくりと聴いてみたいですよね。

「前奏曲」は全曲弾きましたからね。2019年、10代最後に出したアルバムに全曲収録されていて、牛田君的にもおそらく思い入れのある作品なんだと思います。ショパンがバッハの「平均律クラビーア曲集」を意識して作られたと言われていますが、牛田君もショパンに強くバッハを感じるからこそこの作品を大事にしている、という事なんでしょうか。一曲一曲の調とショパンの思いを感じながら弾いていたんだと思いますが、やっぱり「雨だれ」は一つの作品として独立しちゃう曲だよなぁと思いました。「雨だれ」は極上の響きで、この日は雨でしたが、雨も悪くないと思わせてくれるような素敵な演奏でした。全部通しで弾くのはエネルギー要ると思いますが流石です。

「舟歌」は改めていい曲だなと思った曲です。やっぱりメロディーが綺麗ですよね。派手で華やかな所もあるけど、どこか素朴で大衆的な感じがするのは自分だけでしょうか?親しみやすさや小気味良い感じがあって、終始メロディーがホントに綺麗。このリサイタル前にもバラードに次いで気になっていた曲で、シャルル・リシャール・アムランなんかの演奏を良く聴いたりしてましたが、今回、牛田君の演奏を聴いて改めて素敵な曲だなと思いました。この曲はいつか弾いてみたなぁ。ほんのり前向きな、幸せなメロディーの余韻を噛み締めつつプログラムは終了。

っとアンコールで「3つのマズルカ作品56第3番ハ短調」を弾いて、ショパンコンクールをバチバチに意識した、ショパンの真髄を感じさせるマズルカで締めくくられました。

今回のリサイタルを聴いて、ショパンコンクールではどうなるか、みたいな事はわかりませんが、かなり仕上げられた素敵な演奏を聴かせてもらいました。

僕はバラードの中で1番が超大好きなんですが、2019年に発売されたアルバムに入ってるバラード1番は正直あまり好みではなかったんです。(ホントにすみません。嫌いとかそういうんじゃありません)丁寧に弾いているなという印象はあっても躍動感にかけるというか、僕の好みの問題かもしれませんが。(ホントにすみません)でもそこから2年。ショパンコンクールに向けても、それ以外でも相当な研鑽を積んきているでしょうから、びっくりするくらい上手くなっているのだと思います。

ショパンコンクール、そしてこれからの活躍を期待してます。

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