「ARIA(アリア)」はイタリア語の音楽用語で、「叙情的、旋律的な特徴の強い独唱曲で、オペラ、オラトリオ、カンタータなどの中に含まれるものを指す。また広義に、そのような独唱曲を想起させる曲を指す。」という意味で、
そう、音楽とも縁深い作品なのです。
癒しの劇伴、牧野由依さん中心に歌われる透明感のある主題歌、劇中の印象的なカンツォーネなど聴きどころも満載。
アリアの音楽は大好きで一通り聴いてます。
いくつかの種類が出ているので、それらに関して概要をまとめてみました。
みなさんがでっかい素敵な音楽ライフを味わえる事を願って。
ARIA(アリア)のサントラ&主題歌一覧
●サウンドトラック
- ARIA The ANIMATION オリジナルサウンドトラック
- ARIA The NATURAL オリジナルサウンドトラック duo
- ARIA The ORIGINATION オリジナルサウンドトラック tre
- ARIA The CREPUSCOLO・ARIA The BENEDIZIONE オリジナルサウンドトラック quattro
●ボーカルコレクション
- ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション
●ピアノアルバム
- ARIA~ピアノ・コレクション~スタジオーネ-季節-
- ARIA The ORIGINATION ピアノ・コレクションII「ディパルテンツァ-旅立ち-」
●主題歌
- 「ウンディーネ」/ARIA The ANIMATION
- 「ユーフォリア」/ARIA The NATURAL
- 「七色の空を」/ARIA The OVA〜ARIETTA〜
- 「スピラーレ」/ARIA The ORIGINATION
- 「ピアチューレ」/ARIA The AVVENIRE
- 「フェリチータ」/ARIA The CREPUSCOLO
- 「エスペーロ」/ARIA The BENEDIZIONE
ARIA(アリア)シリーズのサントラの概要
ARIA The ANIMATION オリジナルサウンドトラック
2005年発売。25曲、65分。
物語の始まり。この作品のほのぼのと癒し要素満載の雰囲気、その後に続くテイストの根源がここにあります。
音楽だけを聴くと以外と切なさがあるんですよねぇ。
ARIA The NATURAL オリジナルサウンドトラック duo
2006年。25曲、60分。
「出会い」がテーマの第2期、そこで描かれる人間模様に寄り添ったどこかハートフルな音楽が多いような気がします。
ARIA The ORIGINATION オリジナルサウンドトラック tre
2008年。23曲、61分。
「ORIGINATION」は後に10周年、15周年作品が制作されますが、一旦のフィナーレという事で登場する子たちの成長や旅立ちが印象的なシーズンです。
そのように切ない雰囲気がありながらもシリーズを重ねて洗練された音楽を聴くことが出来ます。
ARIA The CREPUSCOLO・ARIA The BENEDIZIONE オリジナルサウンドトラック quattro
2021年。27曲、72分。
「CREPUSCOLO」が秋、「BENEDIZIONE」が冬の物語で、季節柄というのもありますが、蒼のカーテンコールの最終章2作が終わっていく最後を締めくくる切ない雰囲気が流れています。その中でもその終わりを祝うようなそんな雰囲気も感じます。
今までの集大成という事でかなりのクオリティで締めくくっている気がしますね。
主題歌・カンツォーネの概要
透明感のある印象的な主題歌
- 「ウンディーネ」/ARIA The ANIMATION
- 「ユーフォリア」/ARIA The NATURAL
- 「七色の空を」/ARIA The OVA〜ARIETTA〜
- 「スピラーレ」/ARIA The ORIGINATION
- 「ピアチューレ」/ARIA The AVVENIRE
- 「フェリチータ」/ARIA The CREPUSCOLO
- 「エスペーロ」/ARIA The BENEDIZIONE
主題歌の多くは窪田ミナさん作曲、牧野由依さん歌唱が多くてどれもが素晴らしい透明感のある曲ばかりです。
特に「ウンディーネ」は全体のテーマソング的な位置付けで、最後の「BENEDIZIONE」ではエンディングで使用されました。
自分はこの「ウンディーネ」のOPで惹き込まれたと言っても過言ではないですね。割とゆるっとふわっとした印象で見始めたのですが、この曲が流れて、あぁなんかめっちゃいい...この切ない感じたまらんって思いました。
何度も書いてしまいますが、やはりこの切なさが作品のほのぼの癒しとの絶妙なバランスを生んでいて味わい深いものとなっている気がするんですよね。
これらの主題歌はサントラの方にはしっかりとしたフルバージョンが収録されていないので要注意!
ARIA The NATURAL ボーカルソング・コレクション
「NATURAL」までですがボーカルコレクションが発売されています。
主題歌やカンツォーネ、作中で使用された挿入歌も収録されています。
主題歌に関しては「弾き語りVer.」になっていて、原曲のフルサイズを聴くとなるとシングルになるのですが、この弾き語りVer.も非常に味わい深いのでオススメです。
作中で歌われるカンツォーネ
カンツォーネはイタリア語で、日本語では「歌」の意味。
アテナが歌うカンツォーネが印象的ですね。特に「CREPUSCOLO」では非常にその歌声が響き渡っていました。
作中で歌われているのは「バルカローレ」と「コッコロ」の2曲。「バルカローレ」は「舟唄」、「コッコロ」は「かわいい子供」の意味。
「バルカローレ」なんかはショパンの曲でも有名で、ゴンドラの揺れを表現する曲ですが、まさにこの世界にマッチしたゴンドラ乗りの歌です。
歌ってはいますが、その歌詞は造語とのこと。
アテナを演じた川上ともこさん、歌唱を務めた河井英里さん両名共にお亡くなりになっているのが非常に残念です。
窪田ミナ・妹尾武によるピアノアルバム
「ARIA~ピアノ・コレクション~スタジオーネ-季節-」、「ARIA The ORIGINATION ピアノ・コレクションII「ディパルテンツァ-旅立ち-」」の2作が制作されました。
この作品に関わっているお二人がピアニストだったということもあるかと思いますが、やはりピアノも印象的なサントラですから要望も多かったのだと思います。
いや〜もうピアノでのアルバムになると切ないですねぇ。笑
でもそれがいい。本当にいい。ピアノ好きにはたまらないアルバムです。
原曲と比べて聴く楽しさもありますし、弾く楽しさもあります。
サントラから比べると少しディープな世界になりますが、めちゃくちゃオススメです。
おわりに
「ARIA(アリア)」シリーズのサントラや主題歌に関してまとめてみました。
物語もそうですが、音楽も非常に素晴らしくて評価も高い作品群です。
今でもサントラやピアノアルバムをその時の気分に合わせて曲をチョイスして聴いています。
心安らぐ曲ばかりでホントに癒される。
是非この素晴らしいサウンドトラックを手にとってみてください!