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癒し系、ヒーリングアニメとして有名な「ARIA(アリア)」の魅力を伝えたい!

いわゆる「日常系」とも言われるゆるめのアニメなんですが、非常に癒されるんですね。

何がそんなに癒されるかというと、日常を素敵に切り取ったストーリー、近未来と古き良きが混じった絶妙な世界観、日常に寄り添った素朴で素敵な音楽、これらがまたいいんですよ。

凄く平和でありながら、あぁ、今の日常はもしかしたら素敵で溢れてるかもしれない?と気づかせてくれたり、成長や出会い、別れがちょっぴり切なくて(温かい切なさとでも言えるでしょうか)温かい気持ちにさせてくれる、そんなアニメです。

そんな「ARIA(アリア)」の作品概要と魅力について書いてみました。

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「ARIA(アリア)」とは?

舞台は火星がテラフォーミングされた近未来。「アクア」と名付けられたその星の都市「ネオ・ヴェネツィア」では水上で観光案内をする「ウンディーネ」という職業があり、そこでウンディーネを目指す主人公・水無灯里が過ごす日常の物語。共にウンディーネを目指す仲間、師匠、町の人たちと織りなす人間関係と四季折々のイベントを彼女のフィルターを通して、その日常を素敵に切り取って追体験していく。

原作は天野こずえさんによる「AQUA(アクア)」および「ARIA(アリア)」。当初は「AQUA」で「月刊ステンシル」にて連載されていた所、エニックスお家騒動が起きてしまい2002年からは「月刊コミックブレイド」で「ARIA」として連載されました。

アニメは第1期が2005年から放送されて、いくつかのシリーズ、シーズン、映画を経て2021年に完結しました。見る順番などについてはまた後述しています。

漫画、アニメともに1話完結型なので非常に見やすい作品なのではないかと思います。

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見る順番

いくつかのシリーズやOVA、映画とどれを最初に見れば?となるかもしれませんが、基本的には放送された順番でOKです。

OVA「ARIA The OVA 〜ARIETTA〜」は第3期の前に製作されたものですが、外伝的な感じなのでTVアニメ→OVA→映画の順で問題ないかと。

ネタバレがどうという作品ではないですが、やはり日常の中でも積み重ねてきた小さなエピソードを味わって最後を迎えると感動もひとしおです。

TVアニメ

  • ARIA The ANIMATION(第1期):2005年
  • ARIA The NATURAL(第2期):2006年
  • ARIA The ORIGINATION(第3期):2008年

OVA

  • ARIA The OVA 〜ARIETTA〜:2007年
  • ARIA The AVVENIRE:2015〜2016年

映画

  • ARIA The CREPUSCOLO:2021年
  • ARIA The BENEZIONE:2021年
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ARIA(アリア)の魅力

日常を素敵に切り取ったストーリー

日常を素敵に切り取る描写がいいんですよ(o^^o)

基本1話完結で、第1話の「その素敵な奇跡を・・・」という題名から始まり、「そのヴェネツィア色の心は・・・」、「あたたかな街と人々と・・・」など日常の一コマをテーマにほっこりと、そしてちょっぴり切ないストーリーが展開されていきます。

少し立ち止まって、今の素敵な状況を気づかせてくれるテーマ、「四季折々」が変化を示唆していて、移り変わる人間関係や日常の中で「一期一会」の素敵さ、切なさを表現してくれています。

そういう意味で最後に近づくにつれて訪れる別れや、自立、大人になっていくことの爽やかな寂しさもがなんとも切ない。

決して派手なアニメではないですが、一息つかせてくれる、心を満たしてくれる、そんな休みの日におしゃれなカフェでの飲む一杯のコーヒー、家庭を思い出すような味噌汁のようなあじわい深さがありますね。

全部で数十話ありますので、自分の心に刺さる神回がそれぞれ出てくると思います。

近未来と古き良きが絶妙に交じった世界観

単純にこうゆう設定大好き。とでも言えるのですが。笑

ちょっとハイテクな未来と今の地球で古き良きを感じられるイタリアのヴェネツィアが織りなすロマンと哀愁が絶妙な世界観を生み出してます。

その中で「ウンディーネ」というネオ・ヴェネツィアを案内する、ともすれば古典的な職業が美しく映えるんですよね。

「水」がテーマに関わってくるものってやっぱり美しい世界観になる気がする。

火星がテラフォーミングされて...という設定を作中では深堀りしてませんが、この新たな世界を維持するための職業に就いている人が登場していて、もっとこの世界を良くしていこうという前向きな心意気も感じられます。

作中を彩る素晴らしい音楽

やはり音楽をメインとして書いている当ブログとしては見逃せないポイント。

素朴で温かい音楽。間違いなく魅力の一つとして挙げられるでしょう。

アコースティック・ストリングス・トリオのショーロ・クラブとピアニスト・妹尾武さんが中心に作られているサウンドトラック。

ショーロ・クラブが展開する穏やかな民俗音楽的なテイストの曲、「ミストシャワーが降り注ぐような音色」と称される繊細な妹尾さんの味付け、たまりません。

ショーロ・クラブはこの作品での音楽が好評で知名度が上がったそう。

そして、サウンドトラックの他に、ピアノアルバムも2つ発売されています。

ピアニストとしてこの作品に関わっている妹尾武さんと、オープニングテーマを作曲している窪田ミナさんがピアニストで、お二人が実際に弾いているアルバムです。

「ARIA~ピアノ・コレクション~スタジオーネ-季節-」、「ARIA The ORIGINATION ピアノ・コレクションII「ディパルテンツァ-旅立ち-」」の2枚ですね。

マジでヒーリングミュージック!

ピアノ・ソロということもあってどことなく切ないのも良き。

主題歌も素晴らしい楽曲ばかりですが、やはり一番最初の「ウンディーネ」は特別。この曲に惹き込まれたと言っても過言ではないくらいに素敵です。

作曲者の窪田ミナさんが実際に弾いている素敵な動画ありましたので貼っておきます。

おわりに

素敵なストーリー、絶妙な世界観、癒される音楽、どれもが心を満たしてくれる作品です。

ちょっとしんどいなと思った時に見ると、そのほのぼのした感じとゆるさ、でもテーマがあってそこをなぞっていくことで得られる素敵な気づき、爽やかな切なさが心を満たしてくれるんですよね。

押し付けもなく包み込んでくれるような優しさのあるこのような作品が一つでもあると救われると思います。

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