ラフマニノフのゆったりとした綺麗なピアノ曲6選を紹介してみたいと思います。
ラフマニノフは大好きでよく聴いているのですが、その中で特徴的な美しい歌心のあるメロディーに惹かれています。
「ピアノ協奏曲第2番」や「ピアノソナタ第2番」など迫力のある楽曲も大好きですが、今回はしっとりと綺麗な曲を選んでみました。
ラフマニノフ作曲で他のピアニストが編曲したものもありますが、どれも素晴らしく美しいのでぜひおすすめしたいです!
Contents
ラフマニノフのゆったり綺麗なピアノ曲6選
前奏曲Op.23-4
穏やかな長調の曲で、非常にロマンチックな曲かなと。
ラフマニノフ特有の幅広いアルペジオに、ポリリズムが加わって哀愁あるメロディーと弾くのはそう簡単じゃありませんが、ホントに美しい曲です。
盛り上がる所のとろけるような上昇と下降がたまりません。
ここは素晴らしい場所
1902年に作られた作品で、この年にナターリヤ・サーチナと結婚。色々なバッシングを乗り越えて創作意欲も回復した後の非常に幸せで充実した時期です。
この曲は妻に捧げた作品で、まさにラブソングそのもの。歌詞は女流詩人のG. ガリーナの詩が乗せられています。
ヴォロドス編曲のピアノがなんとも美しいこと。。。
ヴォカリーズ
そもそもの原曲はピアノ伴奏での歌曲で、ラフマニノフ自身は管弦楽のために編曲。ピアノやその他多種多様に様々な音楽家が編曲しています。
ラフマニノフの持ち味である美しい歌心のあるメロディーと、切ない哀愁ある曲調がたまらなく沁みる名曲です。
エレジー
タイトル通り、非常にメランコリックなロシアの寒々しい雰囲気が伝わってくるような楽曲です。
中間部に出てくる重音が左手にも出てくるのでそこが少し弾きづらいかと思いますが、割と手をつけやすい楽曲かなと。
まあメンタル的にはちょっと構えないと入り込んで弾けないかもしれませんが。苦笑
リラの花
元は歌曲で、歌曲集の中では特に有名な楽曲。ラフマニノフ自身もおそらくかなり気に入っていたのか自分でピアノ編曲もしています。
妻に捧げた「ここは素晴らしい場所」と同じように、花を愛でるような、ひどく個人的な愛を曲に乗せて作ったんだろうなという素朴で穏やかな雰囲気が素晴らしいです。
パガニーニの主題による狂詩曲第18変奏
非常にロマンチックな楽曲で、どこかで聴いたことがある旋律かと思います。
映画音楽風で、そのようなシーンには非常に似合いますよね。
途中でオケが入りますが、ピアノの印象が強い曲なので、ピアノ編曲版も全然違和感なくという感じです。
おわりに
ラフマニノフのゆったり綺麗なピアノ曲6選を紹介してみました。
ラフマニノフは音数が多くて早い曲が多いイメージもありますが、このようなゆったりとした美しい曲も充実してますよね。
個人的には全部ピアノで弾けるようになりたい。ホントに。(欲深い笑)
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