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アメリカのジャズピアニスト・キーボーディストのMitchel Forman(ミッチェル・フォアマン)が作曲した「Gorgeous(ゴージャス)」という曲がめちゃくちゃ大好きです。

圧倒的な美メロ、そしてユートピア感。聴いてて、それはもう至福の時を過ごせるんですね。

僕自身は小曽根真さんのアレンジで知りましたが(小曽根真ファンです)、そこからミッチェル・フォアマン自身の演奏・録音も聴いたりとホントにハマった曲です。

ホントに大好きな曲なんですが、恐らく知る人ぞ知るひっそりと隠れた名曲になっていると思いますので、ちょっとでも世に出すために(微力ですらないけど笑)紹介してみたいと思います。

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Mitchel Forman(ミッチェル・フォアマン)の名曲「Gorgeous」

フォアマンがこの曲を最初に出したのが1992年のアルバム「What Elase?」の中の1曲です。

トリオでの演奏で、出だしのイントロから優しくも儚い美メロの美しさと言ったら...。そこから相変わらずに素晴らしいテーマに入っていってちょっとずつ盛り上がっていき、ユートピア感満載で絶頂に達する盛り上がりはホントにたまらない。

この曲を聴くだけでミッチェル・フォアマン絶対いい奴だろって思うわけです。(勝手w)

この曲、スタンダード曲にならねぇかな。笑

おそらく本人も気に入っている曲だと思われ、このアルバム以外にもピアノソロの「Harvest Song」、カルテットの「Mr.Clean」でもそれぞれ収録されています。

小曽根真さんのカバーアレンジ

僕が知るきっかけになった小曽根真さんのアレンジですが、1995年に出した「Nature Boys」にトリオで収録されています。

フォアマンの「What Else?」のトリオ演奏とはまた違ったテイストで、終始大人の雰囲気でバラード調を貫いています。

原曲があのような盛り上がりを見せていたので、あえてちょっと違う方向に小曽根真テイストで攻めていったのかなと。

こちらもホントに素敵な演奏で、うっとりするような、と表現するのがピッタリかもしれません。

この「Nature Boys」を出した1995年あたりは阪神淡路大震災の只中で、小曽根さんも神戸出身なので色々と心を痛める事が多く起こっていたと思います。

そこでYouTubeに投稿されている「Gorgeous」の動画の概要欄にこのような引用が書かれていました。

1995年1月17日阪神大震災。 この日を境に美しい街神戸は一瞬にして瓦礫の街になった。 殆どの神戸の市民が家や仕事を失くし落胆していたときに、 神戸出身の小曽根真さんが特設会場で「神戸市の皆さんに 再び立ち上がって欲しい。素晴らしい街をもう一度甦らせ て欲しい。だからこの曲を贈ります」と言って弾いてくれ たのがGorgeousだった。 この曲を聴くと真さんの神戸市への暖かく、熱いメッセージ が思い出される。神戸市民ひとりひとりが頑張ったのを思い 出して胸が熱くなるんだなぁ。

これらのエピソードがこの曲を特別なものにしているように思えます。

その後、時は過ぎて2023年。今度は弟の小曽根啓さんと製作したアルバム「Unison」で再びこの曲が登場しました。

啓さんは兄の真さんにこの曲を20代の頃に教えてもらい、思い出の曲としてアルバムを締めくくる曲に選んでいます。この曲が収録されているのを見たときは「うぉ!!」って声に出ちゃいましたからね。笑

この曲の持つ美しいメロディーラインを全面的に押し出して、サックスとピアノのデュオでしっとりと歌い上げています。マジで最高。

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おわりに

この曲は他にもゲイリー・バートンや和泉宏隆さんなどにもカバーされていたりするのですが、もっと色んな人にカバーされて欲しいなと、ひどく個人的ですが(笑)思っています。

ミッチェル・フォアマンの他の曲も凄く素晴らしくてこの曲を通してファンになりました。

年代的には小曽根真さんよりも少し年上なんですが、もっと作品を発表して欲しいですね。

 

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