神々の遊び場『millennium parade(ミレニアムパレード)』!流動的なボーカルや参加メンバー、作品がとにかく面白い。
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世間ではKing Gnuの方がよく知られていますが、そのKing Gnuのリーダーである常田大希のプロジェクト・millennium parade(ミレニアムパレード)がかなり面白いんですよ。

音楽的には常田大希の中から生まれる、売れるとかそんな事を取っ払った、純度の高い表現を追求したものだと思います。なのでいわゆる"J-POP"とは一線を画しています。

流動的な参加メンバーも個性的で、タイトルで「神々の遊び場」と表現したのは、「Fly with me」のライブ映像を見たのがきっかけでもあるのですが、彼らの経歴もまた「神々」のような化け物揃いだからです。

彼らの音楽を聞いてジャンルレスに音楽を楽しむ人が増えたらいいなぁと思いますし、何より布教したい。笑

1stアルバムも2021年2月に発売されるし、もう楽しみでしかない!

millennium paradeの最新作

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millennium parade(ミレニアムパレード)とは?

常田大希が2013年に「Srv.Vinch」を結成して、その後ソロプロジェクトである「Daiki Tsuneta Millennium Parade」を立ち上げる。

発端はSrv.Vinchで、その活動の前期の流れがDaiki Tsuneta Millennium Parade→millenium paradeに受け継がれていて、後期の活動がKing Gnuに受け継がれているという枝分かれした感じになっています。

2019年に「millennium parade」を正式にスタート。

自身が立ち上げたクリエイティブチーム「PERIMETRON(ペリメトロン)」が欠かせない存在になっていて、共に作り上げているメンバーの一部でもある。

常田自身が、音大、芸大卒などの人たちやアングラで活動している面白い人たちの居場所になればいいと言っているプロジェクトで、これから面白いコラボレーションもたくさん見られると思います。

参加メンバー

常田大希

●PERIMETRON

佐々木集
OSRIN
森洸大
神戸雄平
西岡将太郎
荒居誠
吉田健人
MARGT

●主な参加アーティスト

石若駿(Drum)
常田俊太郎(Violin)
江崎文武(Key/Piano)
勢喜遊(Drum)
新井和輝(Bass)
ermhoi(Vocal/Lyric)

ミレパのシングル作品

Veil

millennium paradeの1stシングル作品。

ボーカル・作詞:ermhoi。

スタンリー・キューブリックの世界観とも評されていますが、以前にインタビューで常田大希は尊敬するアーティスは?と聞かれて、スタンリー・キューブリックと答えていたのでこの世界観も頷けます。

キューブリックはかなり強烈な映画監督でしたけど、そんな感じでこの「Veil」を最初に放り込んでくるあたり、心意気といいますか、そんなものを感じます。

Plankton

ボーカル・作詞:ermhoi

現代のノアの箱舟的な感じで中々にシュールな感じに仕上がっている。

時代の波で色々失れて行ってしまったものをまたここから初めていくというか、原点を描いているように見えます。

荒廃した世の中であってermhoiの歌声がレクイエム的に優しく響いている、そんな感じがたまらない。

Stay!!!

ボーカルをCharaが務めています。

かなりコミカルなMVになっていますが、人間関係の縮図を表しているように思えてならない。犬にしているのはより、こう、解釈の幅を持たせるためというか、多様性のためといいますか。

それと「主人とペット」という関係性とコミカルさでシリアスなテーマを隠しているようにも見えます。

猛烈な内向的な歌で誰しも結構持ち合わせている感情だと思います。

人と人とが知り合って心を開いていくようなプロセスで、自分の価値観が解放されていくのだけど、えぇーでもめんどくせぇなぁって感じの、そこの葛藤が描かれているのかなとw

強烈なアニメーションは人の内面の激しさを映し出しているようで面白いです。

ってあんまり深読みしないで楽しく見て聴けばいいんだと思いますが。笑

尚、ケツ顎が思いっきり目立ってますが、このアニメーターはkoyaさんという方で、常田大希が芸大時代に知った人らしく、このなんでもケツ顎にしてしまう事で仕事が減っているという話もあるらしい。笑

lost and found

ボーカル・作詞:ermhoi。

ダンサーは菅原小春。

ermhoiのやさしい歌声とは裏腹にビートが激しいノリの良い曲になっていて、MVも復活劇であって躍動感のある踊りと共に表現されています。

「移りゆく世の中、消費のスピードが激しい世の中で新たな音楽をやっていく」という覚悟とも取れるし、Planktonの「最後にもう一度だけ踊らせて」からの「今の時代において、生きている間に花火をぶち上げる」という決意にも取れるかなと。

Veil、Plankton、lost and foundは三部作だと思うのですが(ボーカル・作詞も全てermhoiで一貫してたり、PlanktonではVeilの「黒いベイル」看板が出てきて、「踊らせて」からのlost and foundの踊る。の繋がり)

この作品群は今の世の中の移りゆくものに思いを強く馳せさせるといいますか。終わってしまったもの。始まったもの。今の時代だとコロナ禍もそう。

人間が廃れた世界→ノアの箱舟で生き残り→踊る

聖書みたいな物語で崇高な感じだけど、コミカルなStay!!!が間に挟まっているあたり如実には悟られたくないというか、いかにも感を無くしたのかなと邪推してます。笑

Fly with me

攻殻機動隊のテーマソングとして作られた曲。

常田自身は攻殻機動隊やAKIRAの世界観には影響を受けていて、オファーがあった時はかなり嬉しかったみたい。

彼らののテーマソングと言える位置付けにある曲。

MVはかなり本家の攻殻機動隊よりもクオリティが高い仕上がりになっていて見応えも抜群。

個人的にはめちゃくちゃ生で聞いてみたい曲で、

クソかっこいい!!

このライブはまさに"神々の遊び"感が出ていて、「アングラな地下世界での頂点」というまさに言い当て妙なコメントもありました。

こんなにはしゃいじゃって、あー加わりてぇ。笑

あまり日の目を浴びなくなってきたアングラ寄りの音楽で、「俺らの音楽で熱狂を!」っていう意気込みと勢いを感じる作品になっています。

Philip

Srv.Vinch時代の「Stem」が元になっているリメイク、リビルドされた作品。

ラップはStemと同じく中野裕太が担当。

個人的に音の質感的にはStemの方が好きですが、今回のPhilipはMVの感じと合っているアングラな感じでこちらもまたいい感じです。

この歌詞は中野裕太が書いていますが、「自身の経験」なのかなと。彼自身も色々と持ち上げられて売り出されている時期が合ったと思いますが、そういう時代も含む苦しみとそこからの違う人生を書いているように思えます。

それを息子のPhilipに向けた手紙という形で表現しているところがまた泣けるといいますか。

最後にPhilipが宿っている妻の妊婦姿が出てきたのは新たな生まれ変わりを意味している。

人生は地続きだから、本当の新たな人生というのは無いけれど、それでも中野裕太自身の人生がまた次のステージに行けた、生まれ変わったと感じた経験が合ったからではないかなと思います。

アニメーションもprayer Xを思わせるもので引き込まれました。

FAMILIA

綾野剛主演の「ヤクザと家族 The Family」の主題歌として書き下ろされた曲。

そして初めての日本語詞で、満を辞して井口理を召喚。まさに総力戦です。

映画の中で「家族だからな」というセリフがありますが、そんな繋がりを感じずにはいられない作品になりそうですね。

綾野剛ともかなり仲が良くて、その繋がりで曲もオファーされた経緯もありあますし。

ミュージシャンをヤクザに例えてというとかなり語弊がありますが、ミュージシャンもかなり波のある生き方ですから、その中で生きる人間の葛藤を描いてくれると思います。

常田大希の事だから、ザラザラでスリリングなサウンドに反して、きっちり高らかに愛を歌ってくると思うんですよね。ほんの少しだけ公開されている予告の中の歌でもそんな匂いがプンプンしてきてかなり楽しみです。

まとめ

まぁとにかく、どヤベェメンツでどヤベェ音楽やってる感じで面白いです。

いつの間にかかなりどデカイことをやっていそうなプロジェクトなので常に注目していたいですね。

アングラ寄りでしかもエリート揃いな反面、愛が根底にあるというか、人間臭い所を大事にしているといいますか、そこがキーワードだと思います。

彼らの音楽は現代の人間が忘れている...とは言わなくても当たり前すぎて意識できなくなっているものを少しでも取り戻してくれるかもしれない。

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