2022年3月4日に鹿児島の宝山ホールで行われたNAOTO&清塚信也「アコースティック・デュオ」コンサートに行ってきました。
以前から清塚さんのコンサートは面白いと噂を聞いていたので行ってみたいと思っていました。
2021年末に宝山ホールで「Kagoshima Jazz Festival」に行った際にポスターを見つけて行くことを決めました。
初めて行ってみた率直な感想は、
クソワロタw
いやもうね、お笑いライブでしたね。笑
音楽の感想は?ってなりますが、そこはやはり一流のミュージシャン、めちゃくちゃ上手くて素晴らしかったです。
それ以上に笑う要素が多すぎたという事です。笑
そんなコンサート当日の雰囲気や感想をお送りしたいと思います。
Contents
曲目(セットリスト)
アンコール:チャルダッシュ
NAOTO&清塚信也「アコースティック・デュオ・コンサート」の感想
もはやお笑いライブなコンサート
清塚さんのコンサートの目玉と言ったらコレ!笑
トークがめちゃくちゃ面白い。
今回は昔から馴染みのあるNAOTOさんとの共演で、もはや漫才を見てるようでした。
一人パートの時もありましたが、その時はずっと「すべらない話」をしているようでした。
最初からボケ倒していて、出てきた時から自分でずっと手を振っておきながら、やたらと長いもんだからやめろとキレてました。(つかみはバッチリ笑)
1曲目が終わってから入って来たお客さんがいて、「いまさら...」と遅れてきたお客さんいじりから入り(誤解無きよう、皆さんめちゃくちゃ笑ってて愛のあるいじり)、
「今リハーサルが終わったところなんで」、と爆笑をかっさらい、NAOTOさんに「人の曲をリハーサルに使うなw」と突っ込まれてましたね。
改めて色々とこのコンサートの説明をしだしたと思ったら、「皆さん酔っ払ってるかと思って」とみんな焼酎飲んでるでしょ?いじりで爆笑。
NAOTOさんが鹿児島の友達が多いと言うと、歌手のAIちゃん(鹿児島出身)の日本語が英語でたどたどしいと思ったら鹿児島弁だったとかw
もはやキャラが出来上がっているから、ちょっと口の悪いいじりも冗談にしか聞こえないし、話し方のそれが芸人だからもう笑いが自然と起きてましたね。
そして今回は相方がいるという事で、圧倒的にボケてくる。NAOTOさんが拾いまくってくるから安心してボケてる感じでした。笑
これらのエピソードはほんの序盤で、もうつかみ凄すぎる。
終始、こんな感じで笑いの絶えないコンサートでした。
途中で「トークがメインだからな...」とボソって言ってたのが面白くて、喋りたくてボケたくて笑わせたい気持ちが溢れてました。
確かな演奏力と素晴らしい楽曲
初っ端から「お笑い」の感想になってしまいましたが、
やはり演奏はめちゃくちゃ上手くて貫禄があり、かつ二人並んでの演奏は絵になってましたね。
ホントにカッコいい。
個人的に気になった曲はピアソラの曲(「オブリビオン」と「リベルタンゴ」)、「紅蓮華」、「今日の1曲」、「ラプソディー・イン・ブルー」、「Baby,God Bless You」。
ピアソラの曲に関しては、生誕100周年という事もあって他のコンサートでも良く演奏されていましたね。
「オブリビオン」は同じ会場で前年末に行われた「Kagoshima Jazz Festival」で伊藤君子さんと栗林すみれさんのボーカルデュオで披露されていました。これがまためちゃくちゃ良かった。
今回はピアノとヴァイオリンの違う編成で聴けたのがまた感動的でした。
「リベルタンゴ」は名曲中の名曲ですが、
二人の掛け合い、情熱的なラテンのリズムがもう、ぎゃぁぁああーーー!コレはヴァイオリンが映える映える!音だけじゃなくて、弾き姿も超かっこいい。
この編成での楽譜「NAOTO's Acoustic Duo 2 for Violin & Piano, Strings Quartet」をNAOTOさんが出版していて、
「みんな弾いてねぇ〜^ ^」と言うかと思ったら、清塚さんが、
「弾けるもんなら弾いてみろ!!」って煽ってましたね。それじゃ売れないだろって突っ込まれてましたけど、このやり取りはかなり笑いました。
「紅蓮華」は後半のNAOTOさん一人パートの時に披露されたんですが、「ヴァイオリンは構造上、同時に音を出すのが難しいからオーケストラの様な大人数で演奏する事が多い」というのを説明してくれた上で、幾つものパートを一人でこなす紅蓮華を披露してくれました。
やはり楽器の特性上、それぞれポテンシャルが違うのだなという事を思いつつ、この忙しい曲を一人でこなしたNAOTOさんにブラボーでしたし、こうゆうトレンディな曲をやってくれるのも嬉しかったですね。
「今日の1曲」はコンサートによって違う曲を弾く企画。
この日は、「春よ来い」、「ノクターン第2番」、「エチュード(別れの曲)」、「美女と野獣」、「英雄ポロネーズ」のメドレー。
メドレーとはいえ5曲も弾いとるやないかい!笑
やはり「春よ来い」はみんな期待してたみたいで、弾き始めてすぐに「おぉ〜」と歓声が上がってました。
ここは清塚さん一人のパートで、これらの曲に関してエピソードを話してくれて、
「ディズニーのアルバムを制作した際、ミッキーの初稿がやばかった話」とか「英雄ポロネーズの言い間違い(ボロネーゼと間違える)」など、しっかりと爆笑を取っていました。
「ラプソディ・イン・ブルー」は名曲中の名曲で、日本でも小曽根真さんの演奏や、それこそ大注目の角野隼斗君なんかの演奏も最高です。
清塚さんがこのコンサート時点で39歳、ガーシュインは38歳で亡くなっていますが、ほぼ同い年の今だからこその選曲とも取れますね。
ガーシュインに関して、「ピアノが上手かった」、「作曲できた」、「イケメン」、「39歳で亡くなった(正確には38歳)」と説明して、
僕でしょう!!
と。笑
いや〜もうナルシスト全開だったけど否定できねぇと思って笑ってました。
確かにジャンルを飛び越えてくるあたりも親和性あるから、今の年代に特に弾いておきたい曲だよなと。
「Baby,God Bless You」はもう、言わずもがなの清塚さん作曲の名曲。
この曲はホントに大好きで聴けるのを楽しみにしていました。NAOTOさんのヴァイオリンと奏でるこの日ならではの編成で聴けて大満足。
死ぬほどふざけて来てたのが嘘のように、シリアスでメッセージ性のあるこの曲の演奏でギャップ萌えした人も多かったのでは?と思うくらいに。
改めて、こんな曲を作れてしまう清塚信也が憎い!!(羨ましい笑)
撮影OKのアンコール
清塚さんは基本的に自分のコンサートでは撮影OKしてますよね。
なので自分もその言葉に甘えて撮影撮影して来ました。
アンコール前に、
「アンコールあるから」「みんなアンコールあると思ってるでしょw」
と自分で言っていくスタイルでw盛大に拍手をしてくれなきゃ出てこれないから拍手をしろとw
でも、撮影OKにしてるからみんなスマホに手を取られてあまり拍手が出来ないという、まさかのオチw
もう展開が芸人のそれだよ。笑
アンコールも登場してから、カッコつけてカメラ目線を繰り出してキメていました。
いやもう最初から最後まで面白すぎです。笑
まとめ
いや結局お笑いの感想が多いですね。笑
これ音楽のコンサートに来たんだよね?ってくらい笑いました。
想像以上に喋りがすげぇ。笑
もちろん演奏も素晴らしかったです。本業ですからね。
もし気になっている方は一度清塚さんのコンサートに足を運んでみてください。
面白いトークから新たな音楽の世界を知るきっかけにもなると思います。