アニメ『るろうに剣心』のOVA作品(追憶編・星霜編)は色々と凄い名作
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現在でも「るろうに剣心」は北海道編が連載されていたり、実写映画が制作されたりと大人気の作品です。(少し前に作者が奥義・飛天御剣流書類送剣を放って北海道編を休載して再開したというツッコミどころ満載でござる話もありますがw)

その中でも異質な作品と言いますか、OVA(オリジナルビデオアニメ)の「追憶編」と「星霜編」が色々と凄いんですよね。

漫画でも描かれた剣心の過去編で、実写映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」にも制作協力でクレジットされている、そして最高傑作とも言われる名作「追憶編」と、ストーリーはオリジナルで原作終了から十数年後を描いている、とにかく重たくて切ない「星霜編」。

特に星霜編は効果てきめんで2、3日くらい引きずりましたので、苦笑)もし見る方はちょっと心の準備をしてから見た方がいいかもしれません。

そんな二つの作品の概要と魅力、実際に見てみた感想を書いてみたいと思います。

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るろうに剣心のOVA作品(追憶編・星霜編)

最高傑作と名高い名作「追憶編」

1999年に発売された、漫画でも描かれている剣心の人斬り抜刀斎時代を描いた過去編。「斬る男」、「迷い猫」、「宵里山」、「十字傷」の4話で構成されていて、テレビ版の制作陣の多くが続投しています。

特別版と通常版が発売されていますが、違いとしては特別版は4話に分かれておらず125分ノーカット、画面の上下が黒縁の映画仕様、BGMや作中の登場人物の動きが通常版とは少し違うという感じで、ストーリーが大幅に違うなどは無いようです。通常版の方が後に発売されたのでクオリティは通常版の方が良い(かも)との声も。

最高傑作、名作と言われて評価が高い追憶編ですが、その要因はやっぱり、ポップさを取り除いてストイックな時代劇にしたからかと思います。意図してそのような演出にしたと語られていますが、どこまでもシリアスで緋村剣心の厳しい激動の時代のドキュメンタリーを見ているかのようです。戦闘シーンもめちゃくちゃかっこいい。

画風が変わって、残酷なシーンなんかもそのまま描かれていて、そこにもこだわりが見えます。まあこれも原作の技の決め台詞やギャグっぽさがあっての対比がまた功を奏している感じもありますね。

漫画で描かれた過去編よりも10倍くらい暗く感じたと言いますか(苦笑)、雪代巴の境遇は...悲しかったな、やっぱり。漫画と違って、自分で意図して十字傷をつけたのが、そこがもう剣心への愛情と復讐の入り混じった感情を上手く表してたよなぁと思いました。

どこまでも重く切ない「星霜編」

星霜編は2001年から2002年に発売された、原作から15年後を描いた作品。「上巻」、「下巻」の2話で構成されています。こちらも特別版と通常版がありますが、違いとしては追憶編と似たような感じです。

ネットで検索すると「黒歴史」とか「ひどい」なんてキーワードがあったりしますが、自分としては感情にダイレクトに影響(ダメージw)を受けたのでそういう所では名作だと思ってます、「心動かされた」という意味で。

同人作品なので、あくまでも同人ですが、同人だからこそこのストーリーを紡げたとも言えますからね。

すっっげー重くて切ないです(鬱展開と言われている)けど、そこがまた大事なのかなと。

かなり昔に「剣心が死ぬ」みたいな話を風の噂で聞いていて、何の話だろ?と思っていたのが、この作品を見て、なるほど、これか...と。

梅毒になって、償いとはいえ身を粉にして働いて、愛するものと一緒ではあるけれども、死ぬという結末を迎えるのは何とも辛くて悲しい結末でした。成長した剣路や弥彦、左之助、比古清十郎なんかも出てくるのがせめてもの救いかもしれませんね。

剣心のおろっ?とか、薫がブチ切れるとか、弥彦と左之助がふざけ合ってるとか、おふざけ要素がぜんっぜんありません。なので、原作の感じを期待して軽い気持ちで見ると少し絶望します。なのでちょっと心の準備はしておいたほうがいいです。笑

逆に、良く言えば、考えさせられるというか、人生とは?という事に向き合う作品かなと。

にしてもめちゃくちゃ重くて切ないですけどね。苦笑

人斬りだった者の末路は残酷だ!という意見もありますが、緋村剣心も普通の人間だったのだなと思います。

ひどい病にかかって苦しんでいる様も、当時の人々の間ではそこまで珍しいことではなかったはず。その中の一人だったんですよ、剣心も。人斬りの業を背負ってあの結末になった訳ではなく、いち一人の普通の人間としてそうなった。

いや、もっと楽に生きられたのかもしれないけど、自分でそれを許さず、許せず、厳しい道のりを自ら選んでこの顛末になった、という方が正しいのか...

そういう今までの剣心の生き様と薫との絆がより一層、話を切なくしていますね。

いや、逆にあそこまでお互い愛しあえたのだから、何よりも幸せな人生だったのではないか...。

何を語ってるんだ僕は。笑

なんというか人斬りの人生を送ってしまった末路と、その中でも普通の人間として手に入れた幸せを噛み締めながらもがいて...それらが同時に訪れた最後だったように思います。

一度は見てみる価値があると思いますよ。

るろうに剣心を見れる動画配信サービス

  • Netflix(見放題|月額:ベーシック990円、スタンダード1490円、プレミアム1980円)
  • U-NEXT(見放題|31日間無料|月額:2189円)
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おわりに

るろうに剣心のOVA作品である「追憶編」と「星霜編」に関して概要や感想を書いてみました。

まあ中々に重い作品ではありますが、見応えは非常にありますので一度は見てみる価値はあると思います。

ただ「星霜編」は心の準備をしてから...(何回言うんだ笑)

実はこの作品は内容だけじゃなくて音楽、サントラも非常に聞き応えがあってかっこいいのですよ。

「追憶編」のサントラを貼って終わりにしたいと思います。

 サントラ

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